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ロシア中銀が仮想通貨禁止提言、金融安定理由に中国と同じ道へ?

この記事は、dai06さんから寄稿頂きました。
このニュースのPOINT!!
  1. ロシアの中央銀行が、仮想通貨の利用とマイニング禁止を提案。
  2. 背景には仮想通貨市場のバブル、金融の安定性や市民への脅威がある。
  3. 中国と同様の方針をとり、デジタルルーブルを強固にしたい可能性も。

未来のデジタルルーブルのため?ロシアも中国同様の仮想通貨政策へ

ロシアの中央銀行が、暗号資産(仮想通貨)が金融安定性、国民福利厚生および金融政策の主権を脅かすものとし、ロシア領内での暗号資産の使用やマイニングを禁止することを提案した。

アメリカ、カザフスタンに次ぎ、ビットコインマイニング量で3位となっているロシア。

市場への影響は小さくないだろう。

dai06

1月20日に発表された中央銀行の報告書の中で、中央銀行は暗号資産の急成長を主に投機的な需要が決定づけ、金融の無限連鎖講(Financial Pyramid)の特徴を持つとし、市場にバブルの可能性を警告し、金融安定性と市民を脅かすと説明した。

この提案には、金融機関が仮想通貨を用いた業務が行えない仕組みづくりが必要とも述べられている。ただ、中央銀行金融安定部門の責任者によれば、『「暗号資産の所有に対する制限は想定していない」』とも。

まだ提案の段階であり、ロシアの仮想通貨政策は二転三転する可能性もある。今後も注視する必要があるだろう。

dai06

またロシア独自の通貨「デジタルルーブル」の発行を計画している中央銀行は「暗号資産が普及すると金融政策の主権が制限され、インフレ抑制のために高い金利が必要になる」と指摘している。

中国が仮想通貨を禁止した背景にも、デジタル人民元の存在があった。ロシアはこの中国の先例にならうことになるのだろうか。

dai06


<参考元>あたらしい経済