この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- イスラエルは、1人あたりのゴミ排出量が最も多い国のひとつ。
- 「クリーン・コイン」はゴミを拾うことで、受け取れる仮想通貨。
- このアプリではすでに1万6000人超が登録し、毎週約1200人がゴミを拾う。
ゴミ拾った写真で仮想通貨付与、イスラエルで流行中
イスラエル北部の沿岸都市ハイファで、エリシャ・ベンマイアーさん(18)は飼い犬の散歩をしながら近所のごみ拾いをしている。
(中略)
ごみをぎっしり詰めた袋1つにつき、仮想通貨「クリーン・コイン」10枚前後を獲得できる。コインをためると、協賛企業の商品と引き換えられる。
イスラエルは国民1人あたりのごみ排出量が多い国のひとつ。
仮想通貨「クリーン・コイン」は、そのゴミを拾ってもらうために動き出したプロジェクトだ。
dai06
ハイファを拠点とする「クリーン・コイン」の共同創設者で最高経営責任者(CEO)のアダム・ラン氏(35)は、アプリを見せながら「地図上の黒い点が、ユーザーから報告のあったごみの位置だ」と説明した。「写真からごみの量や場所が正確に把握でき、回収するのにごみ袋が何枚ぐらい必要か、コイン何枚分に相当するかが分かる」
すでに1万6000人が登録し、週に1200人がこのアプリを使ってゴミを拾っているといい、ゴミをゲーム感覚で楽しく拾ったり、他ユーザーと競い合えたりするような設計を意識しているという。
dai06
クリーン・コインは、電力消費の激しい「採掘(マイニング)」が必要な暗号資産ではなく、クーポン券に近い。ラン氏によれば、既に25ブランド余りが協賛し、服飾品の他に屋内クライミング施設やホテル利用などとのコイン交換が可能となっている。
楽しさだけでなく、しっかりとした利益もあるというこのプロジェクト。
ポイ捨てされるゴミだけでなく、ゴミそのものの量も減ると良いのだが…。
dai06
<参考元>AFP