この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- カナダのプラスチックバンクが、海洋プラスチックごみ問題に取り組んでいる。
- 原料の来歴をブロックチェーンで保証するほか、ごみを回収することでトークンを支給。
- このトークンは、食料品、調理用燃料、学校の授業料などと交換できる。
コレクターと連携で海洋ごみ解消へ、報酬はデジタルトークン
そんなペットボトルをはじめとした海洋プラスチックごみを、再生PET(rPET)や再生ポリエチレン(rHDPE・rLDPE)などの原料に加工し、社会問題である「海洋プラスチックごみ問題」に取り組む企業がカナダのプラスチックバンクだ。
プラスチックバンクは、原料が海洋プラスチックごみに由来することをブロックチェーンによって保証。
原料となるプラスチックごみの回収は、ハイチ、ブラジル、インドネシア、フィリピン、エジプトで行われているという。
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また、ごみの収集には現地人を同社のコレクターとして回収を依頼をしているのだが、その報酬はデジタルトークンによってコレクターに支払われている。
プラスチックバンクは、ブロックチェーンプラットフォームも用意しており、コレクターによって回収された海洋プラスチックごみの量をブロックチェーンに記録。その量に応じて、コレクターのスマートフォンへ、デジタルトークンが支払われる流れとなっている。
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さらに注目したいのは、同社の収集所にて支払われたデジタルトークンを利用してコレクターは食料品、調理用燃料、学校の授業料、健康保険などと交換ができるようになっている点だ。
世界的に海洋プラスチックごみの増加・漂着は、大きな問題となっている。回収するだけでなく、リサイクルすることはもちろん重要だ。
また、プロジェクトに貢献している人々へ、しっかりとした報酬が支払われることで、ごみを無駄にしないばかりか、現地の人々の生活も潤うといった良い循環が生まれる。
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ソース元https://www.neweconomy.jp/features/traceability/136245