この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- サイバー攻撃により、ポリ・ネットワークから仮想通貨6億ドル(約660億円)分が流出。
- ハッカーは「遊びでやった」として、約4割の2億6000万ドルが返金された。
- 同社は犯人に解決のため動くよう呼びかけており、返還用アドレスを用意していた。
技術アピールの犯行?ハッカーが盗み出した仮想通貨返す
ワシントン(CNN Business) 分散型の暗号資産(仮想通貨)取引システムを手掛けるポリ・ネットワークは、暗号通貨6億ドル(約660億円)相当が何者かに盗まれたと発表した。業界史上最大の被害額になるとしている。
セキュリティの穴をついて盗み出したとされる今回の事件。
業界史上最大の被害となったが、そのうち4割は返されている。
dai06
同社は犯人に宛てた書簡をツイッターに掲載し、「あなたがハッキングした金額は、分散型金融業界史上最大だ」「あなたが盗んだ金は、何万人もの暗号コミュニティーメンバーのものだ。解決に向けて私たちと話し合ってほしい」と呼びかけた。
返還のためのアドレスも用意され、犯人もこれに応じているとのこと。
どこまで返されるのかは不明だが、犯人としては技術力をアピールできればそれでよかったのかもしれない。
dai06
同社は同業他社に対しても、犯行に使われたアドレスからの資産を「ブラックリスト」に登録するよう促した。盗まれた暗号通貨の中には、テザーの3300万ドルなどが含まれる。テザーはその後発表した声明で、攻撃のことを知ってから20分以内にその資産を凍結したと発表した。
このような巨額の被害を生む攻撃は、今後も発生するおそれがある。
強固なセキュリティを築くことは企業ごとのアピールポイントになるが、業界全体の成長のためには複数の企業で対応していかなくてはならない問題だ。
dai06
ソース元https://www.cnn.co.jp/tech/35175126.html