この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ベネズエラはインフレ対策として、ゼロを6つ削るデノミを実施。
- 10月には中央銀行デジタル通貨「デジタルボリバル」を流通させる。
- あるエコノミストは『新しいデノミを行っても問題は解決されない』とする。
次なるペトロ?中央銀行発行の「デジタルボリバル」登場
ベネズエラの中央銀行はインフレの激化を受け、通貨の単位からゼロを6つ削減するデノミを行うとともに、10月に中央銀行デジタル通貨を立ち上げる。
8月6日、ベネズエラ中央銀行はCBDC「デジタルボリバル」が、10月1日から流通することを発表した。
通貨のデノミと今回のCBDCの発行はボリバルの価値に影響を与えず、通貨の使用を簡素にするためのものという。
dai06
以前、ベネズエラは米国の制裁を回避するためのツールとして、2018年に石油を裏付けとするデジタル通貨「ペトロ」を発行したことがある。
ベネズエラがデノミを行ったのは過去3年で2回目となる。2018年には5つのゼロを削減するデノミを実施している。
ベネズエラの2020年のインフレ率は年2300%と推定されており、事態は今も深刻だ。
dai06
エコノミスト ルイス・ビセンテ・レオン氏
「これらのゼロを削除したからといって、問題の根本原因は何も解決されることはない。問題を解決しなければ、数か月以内に同じ問題が起こるだろう」
八方塞がりな印象を受けているエコノミスト。あまりにも深刻なベネズエラのインフレは改善されるのだろうか。
すでに発行されたペトロは満足に浸透していないが果たして…。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/venezuela-to-launch-cbdc-in-october-and-cut-six-zeros-from-its-currency