この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 各国はCBDC(中央銀行デジタル通貨)の開発に向けて動き出している。
- CBDCが登場すれば、ビットコキンなどの仮想通貨市場に打撃となる可能性。
- バンク・オブ・アメリカは、ビットコインのボラティリティーの高さを危惧。
富の貯蔵や決済にはCBDC、ビットコインにとって代わるか?
ビットコインを支える技術に関心を持つ各国の中央銀行も、独自のデジタル通貨を作ろうとしており、この動きは暗号通貨市場にマイナスの影響を与えるとバンク・オブ・アメリカは3月17日に警告した。
仮想通貨の有用性に気付いた各国は、水面下でCBDCの調査・開発に動いている。
バンク・オブ・アメリカはこの動きを『各国の中央銀行は、暗号通貨から彼らのテリトリーを守ろうとしている』とした。
dai06
ビットコインの価格は、トークンの需要が供給を上回っていることが原因で高騰しているが、CBDCとは異なりボラティリティーが高すぎるビットコインは、富の貯蔵や決済手段としての使用には適さないと彼らは指摘した。
急上昇を続けるビットコインは、一見すると投資対象としては魅力的に思える。
しかし、それは安定性を欠いていることの表れでもあるのだ。
dai06
CBDCの導入を主導するECB(欧州中央銀行)は、「デジタル時代の通貨の役割を守るデジタルユーロ」の導入を呼びかける一方で、他の暗号通貨を「極めて投機的なアセット」と非難している。
バンク・オブ・アメリカは、ECBが今年中頃にデジタル・ユーロの試験運用について決断を下すとみている。当然デジタル・ユーロが登場すれば、ビットコインなどの仮想通貨に対抗する形になるものと思われる。
これまでもさまざまな要因でビットコイン価格は変動してきたが、このCBDCの登場はそのなかでも大きな影響を与える要因となるだろう。
dai06
ソース元https://forbesjapan.com/articles/detail/40416