- 偽物のバンクシーと思われる人物が、NFTアート作品で1億円以上を売り上げた。
- 本物のバンクシーの法定後見人は、この関与を否定している。
- 後見人は過去に、本物のバンクシーのポップアップインステレーションを否定したこともある。
本物と偽物どっちの仕業?NFTマーケットプレイスに混乱
現在活躍している中で最も有名なアーティストともいえるバンクシーを装ったなにものかが、NFT作品の販売から100万ドル以上のイーサ(ETH)を手にいれたのだ。
(中略)
今年の2月14日頃、NFTマーケットプレイスである「オープンシー」や「ラリブル」に「Pest Supply」というアカウントが出現。バンクシーの署名が入った作品が掲載されていたことから、多くの人が飛びついた。
コンテンツとファンとをつなぐNFT市場は、今後伸びていくとされる市場だ。
しかし、その成長を不安視する事件が起きた。
dai06
コインテレグラフが入手したメールによると、バンクシーの「法定後見人」であるペスト・コントロール氏は、これらのNFTとの関連を否定している。ちなみに同氏はこれまでも本物のバンクシーのポップアップインステレーションに関する事実関係を否定したこともあるのでこれだけでは判断できないのも確かだ。
神出鬼没のバンクシー。動きの読みにくい芸術家とNFTとの相性は、あまり良くないのかもしれない。
窓口となりうる法定後見人の発言も、その真偽はいまひとつはっきりしない。
dai06
仮想通貨アーティストを自称するMax Osiris氏は「NFT分野に進出してくる『有名人』が増えていること、もともとバンクシーの手口には謎が多いこと、そしてNFT取引プラットフォームであるRaribleのユーザー確認システムのすきを利用した巧妙な手口。
今後もNFTマーケットプレイス上に”有名人”は現れる可能性がある。
彼らが生み出すコンテンツを、我先にと手に入れたくなる気持ちはよくわかるが、十分な確認が必要だ。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/nft-market-top-signal-fake-banksy-nets-over-1-million-in-eth-sales