- ロシア最大の非国有銀行ガスプロムバンク・スイスが、スイスでビットコイン取引サービスを開始。
- スイスの規制当局との承認を得ており、業界団体であるOpenVASPにも参加したという。
- 同社は2018年からスイスでのサービス開始を準備してきた。
綿密な準備経て…!ガスプロムバンク・スイスがBTC取引サービス開始
ロシア最大の非国有銀行の子会社であるガスプロムバンク・スイスは、仮想通貨(暗号資産)ビットコイン(BTC)の取引サービスを試験的に開始した。
ガスプロムバンクはロシア最大の非国有銀行で、ロシア三大銀行の一角でもある。
名前にもある通り、天然ガスの生産・供給を行うガスプロムの子会社だ。
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11月19日の発表によると、スイス規制当局の承認を得て、ガスプロムバンクはフィンテック企業であるアバロク(Avaloq)やカストディプロバイダーのメタコ(Metaco)と協力する。
スイスでビットコイン取引サービスをリリースするガスプロムバンク・スイス。
同社のCEOであるロマン・アブドゥリン氏は『従来の資産と同様に簡単に取引できることを目指す』と意気込む。
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ガスプロムバンク・スイスは、ビットコイン取引の発表に合わせて、仮想資産サービスプロバイダー(VASP)の規制遵守に焦点を当てた、主要な業界団体であるOpenVASPに参加したことも発表した。
2018年からサービスリリースを目指してきたガスプロムバンク・スイス。地固めもしっかりと行い、遂に開始にこぎつけてみせた。
ロシアはデジタル金融資産関連法(On Digital Financial Assets:DFA)で、仮想通貨を決済用途で使用することを禁じている。これには「グレーゾーンがなくなる」という肯定的な意見もあるが、用途が狭まることも意味している。
ガスプロムバンク・スイスはそんなロシアを抜け出して、さらなる飛躍を見せることになるのだろうか。
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ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/russia-s-gazprombank-debuts-bitcoin-trading-in-switzerland