- コインチェックは仮想通貨を発行・販売することによる資金調達の支援事業を開始。
- 企業やプロジェクトはこの「IEO」により、取引所を介して投資家などから資金を得られる。
- 第1弾には漫画やアニメ等のコンテンツ配信を行うプラットフォームが、10億円の調達を目指す。
第1弾で目指すのは10億円、コインチェックのIEO支援事業スタート
マネックスグループで暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するコインチェックは、企業やプロジェクトが取引所を通じてトークンを発行、販売することで資金を調達する支援事業を開始する。その第一弾として、マンガやアニメ、音楽などのコンテンツ配信を手がける国内のプラットフォームが今年度中に、約10億円の資金調達に挑戦する。
第1弾は、「パレット(Palette)」と呼ばれるブロックチェーンプラットフォームの開発・運営資金の調達を目指す。
このパレットは音楽・漫画・アニメなどのコンテンツ配信を行うもので、漫画アプリのLink-Uと、ブロックチェーン技術を活用した事業コンサルティングを手掛けるHashPortの合弁会社。
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この資金調達は「IEO(Initial Exchange Offering)」と呼ばれるもので、企業やプロジェクトなどの発行体がユーティリティトークンを暗号資産取引所で発行、上場し、資金を取得する。取引所で口座を開設している投資家は、トークンを売買することができる。
「IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)」により、企業やプロジェクトは自分たちと親和性の高い投資家らから資金を募ることが容易になる。
今回のパレットも、コンテンツのファンを巻き込んだ資金調達の成功が期待されている。
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ビットコインやイーサリアムなどの主要仮想通貨の取引所を営む一方、コインチェックは今後、IEO支援事業を通じて社会的意義を持つ暗号資産の創造に貢献していくとしている。
仮想通貨の持つ可能性を社会に広めていくことで、仮想通貨そのものや取引所のイメージアップにもつながることが期待される。
第1弾から10億円規模の資金調達となるが、果たして無事目標金額を達成することができるだろうか。注目が集まる。
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ソース元https://www.coindeskjapan.com/76495/