- イーサリアムが好調を維持、仮想通貨業界における地位を高めている。
- イーサリアムブロックチェーンの1日あたりの決済額では、ビットコインを超えている。
- 年内には500ドルに到達すると考える専門家も。
強いイーサリアムのブロックチェーン、年内には500ドル突破?
イーサリアム(ETH)の市場規模(時価総額)は現在、約260億ドル(約2兆8000億円)と言われるが、これにはイーサリアムブロックチェーンに構築されたすべてのデジタル資産は含まれない。
(中略)
暗号資産データのメッサーリ(Messari)によると、「ERC-20トークン(ERC-20規格に準拠し、イーサリアムネットワークで発行される暗号資産)」の時価総額は約260億ドル。つまり、イーサリアムのエコシステム全体ではトークンの時価総額(ETH+ERC-20トークン)は500億ドルを超える。
イーサリアムのブロックチェーンは、その地力をどんどんと高めてきている。
ビットコインが単独で戦っているのに対して、イーサリアムはチームで戦っているといったところだろうか。
dai06
メッサーリは、イーサリアムブロックチェーンの1日あたりの決済額が約25億ドルに増加し、少なくとも2019年はじめ以来、初めてビットコインを上回ったとレポートで述べた。
(中略)
ビットコインはこの数週間、狭いレンジでの値動きを続ける。一方、イーサリアムの価格は年初から81%上昇し、250ドルに迫る。
ビットコインが伸び悩むなか、イーサリアムは仮想通貨業界における地位をさらに高めようとしている。
もちろん、ビットコインの知名度にはかなわないが、市場は着実に拡大させている。
dai06
台湾に拠点を置くクロノス・リサーチ(Kronos Research)のジャック・タン(Jack Tan)氏は、2020年末までにイーサリアム価格は500ドルに達するだろうと話す。タン氏の予想が正しければ、イーサリアムの市場規模は2倍以上になり、ERC-20トークンの価値はさらに上昇する。
ビットコインの時価総額は現在、約1700億ドルである。
ビットフライヤーの先行きが読めなくなっているこの現状が続けば、イーサリアムはさらにその力を強めることが期待される。
取引が増えたことでトランザクション手数料が増えていることを、イーサリアムのリスクとみる専門家もいるが果たして…。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/72728/