この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ダークネットからミキシングサービスに送られるビットコインの金額が急増している。
- 調査会社によれば2020年第1四半期は6700万ドル(約72億円)で、前年同期の300万ドルから急増。
- 仮想通貨取引所がマネーロンダリング対策を強化することで、ミキシングサービスの利用が増えているとみられる。
対策すればするほどダークネットへ、ミキシングサービス利用増
インターネットで特定のホストコンピュータが割り当てられていないアドレス空間をダークネット呼ぶが、この空間で政府や企業などの監視や追跡の可能性からプライバシーを守るサービス(ミキシング)に送られるビットコインが急増しているという。
ミキシングサービスを介することで、ビットコインは足がつきにくくなる。違法な製品の購入や賄賂などの支払いの行き先やその経路は追えなくなり、”犯罪行為の温床”となっている可能性があるのだ。
dai06
ブロックチェーン分析企業のクリスタル・ブロックチェーン(Crystal Blockchain)はダークネットの動向調査報告書をまとめ、ミキシングサービスに送信されたビットコインが2020年第1四半期に6700万ドル(約72億円)に達したと述べた。前年同期の300万ドルから著しく増加した。
報告書によれば、仮想通貨取引所が自分たちの取引所における、マネーロンダリング対策の強化をすればするほど、ダークネットやミキシングサービスを使った取引が活発になっているという。
dai06
ダークネット市場で取引されるビットコインは(ドルベースで)、2017年以降のどの時点と比較しても増加していると、同報告書は指摘する。
取引の舞台が表から裏になっただけで、違法な行いは今この瞬間も行われているということになるのだろうか…。
ダークネットは各国が連携して対策を講じなければいけない問題だが、その性質上効果的な解決策はまだ見えていない。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/71866/