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「PayPie(ペイパイ)」はブロックチェーン技術を活用したリスク評価と分析を実行する財務プラットフォームです。
「PayPie(ペイパイ)」の概要
通貨名/通貨単位 | PayPie/PPP |
公開日 | 2017年7月 |
最大発行数 | 165,000,000 PPP |
ホワイトペーパー | – |
公式サイト | https://www.paypie.bb/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/PayPiePlatform |
公式テレグラム | https://t.me/PayPie |
購入可能取引所 | Liquid |
「PayPie(ペイパイ)」は財務におけるあらゆるリスク対策を行う、ブロックチェーン分析プラットフォームです。
企業の財務について過去のデータに基づいた意思決定を行い、財務処理の効率化、最終結果の最大化を目的としています。
透明性が高く正確で高セキュリティな財務管理プラットフォームは高い需要がありますが、その全てのニーズに応えられるものはまだ出てきていません。
「PayPie」では企業が行う短期貸出を自動化し、従来のプロセスをより容易に処理することができます。
「PayPie(ペイパイ)」の特徴
ブロックチェーンを介したサプライチェーン
サプライチェーンとは企業が提供する商品やコンテンツなどが消費者に届くまでのプロセスのことです。
「PayPie」ではこのサプライチェーンをブロックチェーンを介して管理しており、支払いの高速化、効率の向上、不正リスクの低減、およびコストの削減を可能にします。
従来のサプライチェーンは財務管理や処理に専門家が必要であったり、複雑なプロセスを踏む必要がありました。
しかし「PayPie」ではブロックチェーン技術と契約を自動的に履行するスマートコントラクト技術を使って、必要最低限の情報の入力だけであらゆるプロセスを簡略化することができます。
また、自動化されたプロセスが正当なものであったのかを検証し、過去のデータと照らし合わせて意思決定を行うことで不正などが入り込む余地を与えません。
PayPieユーティリティトークン
PayPieが発行する独自トークンPPPは、プラットフォーム内で利用されるユーティリティトークンとして機能します。
主な目的はサプライチェーンにおけるあらゆる財務プロセスの意思決定を強化することです。
PPPトークンはEthereum ERC20標準に基づいていた仮想通貨です。
トランザクションとサービスのPayPieプラットフォームへのアクセスを許可し、サービスおよびPayPieプラットフォームを使用して開発されるクレジットマーケットプレイスにアクセスする権利を保有者に付与します。
貸し手は、PPPトークンを使用してPayPieプラットフォームにアクセスすることが可能で、財務スコアリングデータと作業中のリアルタイム財務データにいつでもアクセスすることができます。
リスク評価・アセスメント
PayPieのリスクアセスメントは下記の4つの要素によって構成されています。
下記の要素を用いてクレジットマーケットプレイスを構築し、中小企業でも即座に流動性の高い市場にアクセスすることが可能になっています。
・API
PayPieプラットフォームをSMEエンタープライズリソースプランニング(ERP)および会計ソフトウェア(会計データ)に接続するアプリケーションプログラムインターフェイス(API)。
・分析
会計データに基づいてデータポイントとメトリックを計算する分析。
・リスクアルゴリズムと評価(CRAA)
アカウンティングデータとデータポイントおよびメトリックに基づくSMEのリスク評価。
・ダッシュボード
SMEおよび許可されたユーザーが履歴およびほぼリアルタイムの財務指標とSMEのリスク評価を表示できるようにするオンラインインターフェイス。
「PayPie(ペイパイ)」まとめ
今回は財務プラットフォーム「PayPie(ペイパイ)」をご紹介してきました。
その高い需要とは裏腹に、ブロックチェーンを利用した本格的な財務プラットフォームはそこまで多くありません。
今後の展開について、グローバルでシームレスなPPPマーケットの構築を掲げており、アジア圏での展開なども視野にいれているようです。
是非日本でも導入されてほしいプロジェクトの一つですね。