この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- マサチューセッツ工科大の研究者らが、仮想通貨決済ネットワークの混雑を解消する新技術を開発。
- 名前は「スパイダー」で平均で約11分もかかっていたビットコインの決済は格段に早くなり、実店舗での利用を促進する。
- 研究者らは2020年2月後半にはスパイダーに関する論文発表を目指している。
スパイダーで加速する仮想通貨決済、混雑解消の救世主となるか
この仮想通貨ルーティングスキーム「スパイダー」はより効率的なタイプのペイメント・チャネル・ネットワーク(PCN)を実現する。
MITの大学院生らによって開発されたという「スパイダー」。
効率的なルーティングスキームにより、遅延をなくし決済を円滑に行うことができるようになるという。
dai06
その結果、ブロックチェーン上で直接行うよりも、早く、スケーラブルな決済が可能になり、実店舗での仮想通貨決済を実現可能にする方法とアピールされている。
例えば、ビットコインの決済は現在、承認に平均で約11分かかり、ピーク時には15分を超えることもある。一方、ライトニングネットワークでは数ミリ秒~数秒と言われている。
スパイダーは仮想通貨決済導入の障害となっている、”時間問題”を解消する救世主となるだろうか。
dai06
スパイダーは、インターネットに効率的にデータを送信する方法であるパケット・スイッチングから着想を得た。
この技術の別の機能では、決済は拒否されるのではなく、混みあったアカウントで実行を待つことが可能になる。開発者らはまた、混雑したアカウントを見つけることに役立つとアルゴリズムも構築した。
スパイダーは2020年2月後半に行われる、USENIXシンポジウムでの論文発表が計画されている。
論文の主執筆者であるビブハラクシミ・シバラマン氏は『これは効率的で収益性の高いビジネスであるべき。つまり、できるだけ多くのトランザクションを、できるだけ少ないお金でルーティングし、PCNに支出に見合う最高の価値を与えることを意味する』と意気込みを語る。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/37804/