この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 米商品先物取引委員会(CFTC)の元委員長のJ・クリストファー・ジャンカルロ氏は、仮想通貨の父を意味する”クリプト・ダッド”と呼ばれる。
- ジャンカルロ元委員長は、デジタル時代以前の金融システム(現在の金融システム)は古いと考えている。
- 同氏はデジタルドルの発行や仮想通貨への規制緩和を求めてきた。
デジタルドルはまだか?米商品先物取引委員会の大物が動く
「クリプト・ダッド(Crypto Dad、仮想通貨の父)」と呼ばれる米商品先物取引委員会(CFTC)の元委員長、J・クリストファー・ジャンカルロ(J.Christopher Giancarlo)氏は、現在の金融システム──デジタル時代以前の古いシステム──は絶望的に時代遅れと考えている。
同氏は米商品先物取引委員会(CFTC)委員長の在任中に、ビットコイン先物の開始を推進し、デジタルの金融システムの成長を後押しした人物。
仮想通貨などの新しい技術に対しては、「規制をする前にある程度自由にやらせた方がよい」といった発言をするなど、イノベーションに対して柔軟な見方をもっている。
dai06
ジャンカルロ元委員長は最近、デジタルドルの発行を求め、ラボCFTC(LabCFTC)の元ディレクター、ダニエル・ゴーファイン(Daniel Gorfine)氏と協力してデジタルドルの実験と最終的にはそのフレームワークを構築しようとしている。
ジャンカルロ氏は最前線から退いた後も、新技術の推進に貢献しようとしている。
中国のデジタル人民元などと同様に、次代の金融システムとして期待されているデジタルドルも、彼の働きかけによって実現するのかもしれない。
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CFTCの任期中、同氏は仮想通貨についてはより軽い規制を求めた。現在、ジャンカルロ元委員長はアメリカにおけるデジタル通貨の定義を拡張しようとしている。
金融システムの変遷を間近でみてきたジャンカルロ氏。アメリカの金融の大物である彼の発言は今後も力をもつだろう。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/37958/