- 仮想通貨取引所バイナンスがリブラのプロジェクトへの参画を検討していることがわかった。
- 最高戦略責任者であるジン・チャオ氏は、Facebookがセカンダリーマーケット(流通市場)を求める可能性について語っている。
- 「リブラが成功しなくても、ブロックチェーンや仮想通貨の有効性が示される」ともコメント。
大切なのは「ブロックチェーンや仮想通貨の可能性が示せる」ということ
世界最大の仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は、ソーシャルメディア大手フェイスブック(Facebook)の仮想通貨プロジェクト「リブラ(Libra)」に関与するために、フェイスブックと話し合いを進めているようだ。
チャオ氏はリブラ・トークンの将来的な上場に関して初期段階の話し合いも行ったという。
そして「セカンダリーマーケットの存在が通貨に恩恵を与える。上場はFacebookにとって得策」とも。
dai06
フェイスブックによると、同社はノードして参画する企業を100社集めることを目指しており、すでに、ペイパル(PayPal)、ウーバー(Uber)、イーベイ(eBay)、リフト(Lyft)などがそれぞれ約1000万ドルを出資し、参画を表明している。
リブラにはすでに多くの企業が参画することを決めており、資金提供を行うようだ。
Facebookもとい仮想通貨を取り巻く環境は、大きく動き出しつつある。
dai06
バイナンス最高戦略責任者ジン・チャオ氏
「間違いなく良いことだと思います。フェイスブックほどの重み、規模、リソース、影響力を持つ企業が関与することで、ブロックチェーンや仮想通貨の有効性が示されます。ですので、リブラが非常に成功しようと、しなかろうと、すでに良いことなんです」
Facebookはリブラに安定をもたらすことを重視している。その過程では人々からの信頼を醸成していくことが必要で、「世界最大級のFacebookの仮想通貨なら…」と思う新規ユーザーも多いだろう。
バイナンスはここに目をつけたのだろう。Facebook独自の仮想通貨リブラは、どのような形で流通していくのだろうか。
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ソース元https://www.coindeskjapan.com/13357/