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「HempCoin(ヘンプコイン)」はブロックチェーン技術を使った医療大麻の取引プラットフォームです。
医療大麻の合法的な利用を、よりスマートにかつ安全性高く行うためのプロジェクトです。
「HempCoin(ヘンプコイン)」の概要
通貨名/通貨単位 | HempCoin/THC |
公開日 | 2014年1月 |
最大発行数 | 300,000,000 THC |
ホワイトペーパー | – |
公式サイト | http://hempcoin.org/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/thehempcoin |
公式テレグラム | https://t.me/HempCoinOfficial |
購入可能取引所 | Bittrex,CryptoBridge,P2PB2B |
「HempCoin(ヘンプコイン)」は、ブロックチェーン技術を利用して、安全性の高い医療大麻の取引プラットフォームです。
日本では全面的に禁止となっている大麻ですが、海外では主に医療目的で利用されることが広く知られています。
最近では医療目的に限定してアメリカが規制を緩めるなど、徐々に市場自体が拡大しています。
しかし一方で、違法な大麻取引が問題になることも多く、それらによって得た利益が悪質な組織の資金源になっていることなども問題です。
「HempCoin」ではこれらの問題を解決するため、ブロックチェーン技術とIDによるアイデンティティー管理機能を用いて安全な取引環境の提供を行っています。
今回はそんな「HempCoin」について詳しくご紹介していきたいと思います。
「HempCoin(ヘンプコイン)」の特徴
ブロックチェーンiDによるトランザクション管理
「HempCoin」プラットフォームでは、高度なセキュリティー機能を持ったブロックチェーンIDの管理システムがあります。
仮想通貨では、様々なノード(ネットワークに接続されているデバイス)によってブロックチェーンを形成しているため、より安全性の高い状態でトランザクションデータなどの処理を行うことができます。
「HempCoin」では特にプラットフォーム内で行われている取引に違法性がないかどうか、取引されているファイルの所有権が間違ったところに帰属していないかどうかなどを自動的に検証する仕組みがあります。
これによって所有権のないファイルを使っていると、その後のトランザクション処理を制限していたり、後から違法行為が発覚したとしても資金の流れを簡単に追跡することができます。
ハイブリットコンセンサスアルゴリズム
「HempCoin」ではビットコインので使われているコンセンサスアルゴリズムPoWとPoSの2つを使っているハイブリット通貨です。
2つのコンセンサスアルゴリズムを使うことによって、トランザクション処理の最適化を買ったり、通貨発行の際の承認プロセスをより効率的にすることが可能になっています。
また、今後はマスターノードの仕組みを導入する予定ともしています。
マスターノードとは仮想通貨の取引を承認する際にトークンを有する利用者がその作業の一部を引き受ける仕組みです。
これによってマスターノードに選ばれた利用者は自身のデバイスの処理リソースを提供し、通貨の発行を手助けすることで収益を得ることが可能になり、プラットフォーム側としてはより効率的に通貨取引の承認を実行することが可能になります。これらは全てオープンソースで行われ、どのように通貨の流れが動いているのかを誰でも見ることができます。
利用者に提供される様々な専門ツールやサービス
「HempCoin」では利用者に向けた様々なツールやサービスを提供しています。
・HempPay Mobile
「HempPay Mobile」はモバイル端末のより効率的な決済を可能にするサービスです。
独自トークンであるヘンプコインを使って、簡単に送金を行うことを可能になります。
将来的には、タバコ、大麻等をスマートフォンなどのデバイスで簡単に購入ができるような仕組みを作り、その決済を担うサービスです。
実際にそれらを行うためのソフトウェアの開発や、対応する小売業者との提携などはまだ発表されておらず、今後に期待したいところです。
・HempPay Card
「HempPay Card」は前述したモバイルが利用できないユーザーに対して提供されるサービスです。
小売店等で使われているクレジットカードの読み取りを行うデバイスを使って、ヘンプコインを使った決済を行うことが可能になります。
デビットカードに似た仕組みになっており、今後対応するお店等は順次増えていく予定としています。
・HempPay Online
「HempPay Online」はヘンプコインを利用してeコマース等での決済処理を行うことができるサービスです。
近年では急速なスピードで広がりを見せるオンラインショッピングサービスですが、まだ仮想通貨に対応しているサイトが少なく、それを解決するソリューションになるのではないかと期待されています。
「HempCoin(ヘンプコイン)」まとめ
今回は医療目的の大麻を取引できる「HempCoin」プラットフォームをご紹介しました。
大麻だけではなく様々な事業に発展性のあるプロジェクトであり、今後に期待したいですね。