「Trade Token X(トレードトークンエックス)」は「Trade.io(トレードアイオー)」からフォークして生まれた仮想通貨です。
2018年10月21日に発生した「Trade.io」の不正トランザクションを受けて、よりセキュリティ面の強固な通貨になっています。
「Trade Token X(トレードトークンエックス)」の概要
通貨名/通貨単位 | Trade Token X/TIOX |
公開日 | 2017年9月 |
最大発行数 | 223,534,823 TIOX |
ホワイトペーパー | https://trade.io/en |
公式サイト | https://trade.io/en/promotions |
公式ツイッター | https://twitter.com/TradeToken |
公式テレグラム | https://t.me/TradeToken |
購入可能取引所 | Trade.io |
「Trade Token X(トレードトークンエックス)」はスイスの仮想通貨取引所「Trade.io(トレードアイオー)」が発行するTIOからフォークして生まれた仮想通貨です。
「Trade.io」は2018年10月21日に発生した不正送金を受けて、より強固なセキュリティ能力を持った仮想通貨を作ろうという目的でTIOXを作りました。
「Trade.io」はもともと仮想通貨取引所としてプロジェクトを開始し、ICOでは5,100万ドルの資金調達に成功したことで注目を集めていました。
複数のブロックチェーン関連企業との提携もしており、早急なフォークが必要だったと考えられます。
「Trade Token X」はスマホアプリなどでも簡単に送金できる環境と、強固なセキュリティを両立しようとしています。
また、「Trade.io」のトークンTIOは徐々に縮小し、利用できなくするとしています。
不正送金事件の経緯と
2018年10月21日、「Trade.io」は自社のトークンTIOが不正送金されたことを発表しました。
簡単にまとめると、下記のような内容です。
・被害にあったのは約5,000万TIO(約12億円)
・Kucoin(クーコイン)とBancor(バンコール)という二つの取引所に送金されていた
・Kuvoin、Bancorでは取り扱いを中止
・被害を受けた通貨はコールドウォレットに保管されていた。
これらの被害を受けて、「Trade.io」はハードフォークを発表。
10月24日にコインホルダーに向けたエアドロップを実施しました。
特筆すべきは、今回被害にあったTIOの大部分は「Trade.io」が管理するコールドウォレットに保管されていたということです。
コールドウォレットは基本的にインターネットに接続されていないオフラインなウォレットであり、コールドウォレットに保管しておけば安全と言うのがコインホルダー達の間では定説でした。
しかし今回はそのコールドウォレット自体に何らかの問題があったと伝えられており、コールドウォレットの安全性だけではなく、通貨としてのセキュリティ性能も高めなければならないということが明るみになりました。
「Trade.io」の特徴
仮想通貨の保管方法などの見直し
「Trade Token X」は「Trade.io」で使われていた機能をそのままに、さらにセキュリティ性能を強化した仮想通貨です。
ただその内容は安全面を考慮して具体的に語られていません。
公式によるとアプリなどで簡単に利用でき、かつ強固なセキュリティを提供しているとしています。
アプリ自体はTIO時代からAndroid版、iOS版の二つでダウンロード可能になっており、24時間体制で様々なサポートを受けることが可能だとしています。
取引所としての特徴
取引所として「Trade.io」を見てみると、今後の展開なども含めて非常に魅力的なサービスです。
公式では「Trade.io」の特徴として、下記の3つを挙げています
・最小限の手数料
・プラットフォームとしての多様性・拡張性が高い
・柔軟かつ最適なサポート体制
「Trade.io」では、入金・出金・交換などの際に行われる様々な手数料を最小限に抑えており、運営自体は非常に低コストで行われるとしています。
しかし今後は草コインなどにも取り扱う取引所としての多様性を上げていき、より利用者にとって使いやすいプラットフォームを目指しています。
また、もしまた仮想通貨の不正送金などが発生したとしても、24時間以内であれば電子メール、ライブチャット、電報などで連絡をすればすぐに対応するとのことです。