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「AirSwap(エアスワップ)」はイーサリアムのプラットフォーム上で動作するERC20トークンの交換プラットフォームです。
分散型システムを利用して当事者どおしの資産を悪質な第三者から守り、安全な交換を行うことが出来ます。
「AirSwap(エアスワップ)」の概要
通貨名/通貨単位 | AirSwap/AST |
公開日 | 2017年9月26日 |
最大発行数 | 500,000,000 AST |
ホワイトペーパー | https://swap.tech/whitepaper/ |
公式サイト | https://www.airswap.io/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/airswap |
公式テレグラム | https://t.me/airswap |
購入可能取引所 | AirSwap,Binance,Huobi Global,IDCM,IDEX,Kyber Network,OKEx,Radar Relay |
「AirSwap(エアスワップ)」はイーサリアムのプラットフォーム上で動作する分散型ERCトークン交換プラットフォームです。
利用者は当事者同士を直接繋ぐP2Pプロコトルを用いて、低コストかつ安全なトークン取引を行うことが出来ます。
従来の交換プラットフォームでは、運営側が強い立場で手数料などを徴収しプラットフォームを維持することが当たり前でした。
しかし「AirSwap」はブロックチェーン技術と契約の自動履行を行うスマートコントラクトによって、自律的に稼働するプラットフォームを構築するプロジェクトです。
今回はそんな「AirSwap」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
分散型ERC20トークン交換とは
「AirSwap」はERC20トークンをブロックチェーンを利用して分散型取引するためのプラットフォームです。
まずは基礎知識として、ERC20トークンと分散型取引について簡単にご説明します。
ERC20トークン
ERC20トークンとは、イーサリアムのプラットフォーム上で動作するトークンの規格です。
正式名称を「Ethereum Request for Comments:Token Standard #20」といい、AugurやMONACOなど、この規格に沿って開発された仮想通貨が多数存在します。
分散型取引(DEX)
分散型取引とは、ブロックチェーン上に取引所の仕組みを作ることで、半自律的に稼働する取引所のことです。
「Decentralized EXchange」からDEXとも呼ばれ、特定の中央管理者が必要無く、より公平な取引を行うことが可能になります。
「AirSwap(エアスワップ)」の特徴
分散型交換による公平な取引
従来の仮想通貨取引所の場合、企業などの特定の管理者が存在していました。
これにはメリットも多いですが、同時に管理者の方が立場的に強くなってしまうことのリスクも存在します。
また、管理者に自分の資産を保護するセキュリティ能力が依存してしまっていることで、仮にそのセキュリティシステムを突破するハッカーによって攻撃されてしまった場合、被害にあうのは利用者の資産です。
分散型取引所では取引所に資産を預けずに直接当事者同士でトークンの交換を行うことが出来ます。
仮に誰かのウォレットアドレスやキ―が流出してしまっても、他の利用者まで被害が広がることはありません。
日本でも2018年1月に発生した取引所コインチェックのNEM流出事件を皮切りに分散型取引所の注目度が高まりました。
分散型交換のデメリットにも
分散型交換も決してメリットだけではなく、デメリットも当然存在します。
まず第一に、管理者が存在しないためサポートが充実していません。
例えばプラットフォームの利用方法などを尋ねたくても、カスタマーセンターのようなサービスは無く、プラットフォーム上の情報だけで仕組みなどを理解する必要があります。
一方で「AirSwap」では、本来分散型取引所のデメリットと言われていた部分が緩和されている場合もあります。
例えば多くの分散型交換では、交換ペア自体が少ないという課題がたびたび議論されています。
特定のトークンを交換したくても、対応していなければ従来の取引所を利用するしか方法がありません。
しかし「AirSwap」では取り扱っているトークンをERC20トークンに制限しています。
ERC20トークンの数は非常に多く、現在も増えており、同じウォレットで管理することが出来るためほとんどストレスにはなりません。
「AirSwap(エアスワップ)」まとめ
今回はERC20トークンの分散型交換プラットフォーム「AirSwap」をご紹介しました。
取引所の公平性が重要視される昨今、ERC20トークンのみとは言え、投資家にとっては非常に魅力的なプラットフォームだと思います。
利用者も徐々に増えてきており、今後どのように進展していくのか楽しみですね。