目次
「Asch(アッシュ)」はイーサリアムをベースとした仮想通貨プロジェクトです。
2016年からDapp開発者をサポートするプロジェクトとして発足し、人気も徐々に高まってきています。
「Asch(アッシュ)」の概要
通貨名/通貨単位 | Asch/XAS |
公開日 | 2017年4月21日 |
最大発行数 | 10,000,000,000 XAS |
ホワイトペーパー | http://docs.asch.mobi/en/whitepaper/index.html |
公式サイト | https://www.asch.io/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/Asch_io |
公式テレグラム | https://t.me/Asch_En |
購入可能取引所 | Bit-Z,CoinEgg,DragonEX,Iquant,OKEx |
「Asch(アッシュ)」はイーサリアムベースの分散型アプリケーション(Dapp)開発をサポートするためのプラットフォームです。
メインのブロックチェーンとは別に、特定の処理を別のチェーンに振り分けることで全体の負担を少なくするサイドチェーンという仕組みを使っており、たくさんのアプリ開発が同時に行われても安定した環境を保つことが出来ます。
ブロックチェーンの承認を行うコンセンサスアルゴリズムは、トランザクションが重複した場合でも対応できるDposを採用しています。
Dposは高いセキュリティ性能とハッキングに対する強固な耐性を持っており、従来の仮想通貨に比べて非常に安全です。
今回はこんな「Asch(アッシュ)」について詳しくご紹介していきたいと思います。
「Asch(アッシュ)」の特徴
分散型アプリケーション(Dapp)開発をサポートするプロジェクト!
「Asch」はイーサリアムベースのブロックチェーンを用いて、分散型アプリケーション(Dapp)の開発をサポートするためのプロジェクトです。
開発における専用ツールを提供しているだけではなく、実際にリリースして収益化するまでのプロセスを関連するプロジェクトなどで補完しています。
これにより利用者は開発・配信・収益化の流れを全て同じプラットフォーム内で完結することができ、余分な手数料を支払って複数のプラットフォームを行き来する必要がありません。
また、イーサリアムではSolidityという特殊なプログラミング言語を使わなければアプリ開発が出来なかったのに対し、「Asch」ではより一般的な言語であるJavaScriptを採用しています。
これは、これまで外部でアプリ開発などを行ってきた技術者が新しく言語を学ぶ必要性がなく参入するハードルが非常に低いことを示しています。
仮想通貨としての使い道
「Asch」が発行する独自トークンXASは、プラットフォーム上で開発ツールを利用する際の料金に用いられたり、「Asch」ベースのアプリ内で使われる通貨としての役割を持ちます。
ベースになっているイーサリアム同様、XASは支払い方法として利用されることが最初から想定されて開発されている通貨になります。
ブロックチェーンをメイン、サイドに分けることで、大容量のトランザクションにも耐えることが出来る柔軟性を持ち、今後プラットフォームが発展して「Asch」ベースのアプリが増えたとしても全体の処理速度が落ちることがありません。
契約の自動履行はイーサリアムでも使われているスマートコントラクトが用いられており、重要な契約であろうと複雑な手続きを踏まず、簡単に取引を行うことが出来ます。
Delagated Proof of Stake(DPoS)
「Asch」では、ブロックの承認を行うためのコンセンサスアルゴリズムとして「Delagated Proof of Stake(DPoS)」を採用しています。
これはビットコインなどで使われている「Proof of Stake(PoS)」を改良したもので、「Asch」で使われているDPoSは別の仮想通貨で使われているDPoSをさらに改良したものになります。
「Asch」で使われているDPoSは、通常のDPoSにビザンチンフォールトトレランスアルゴリズムという、ネットワークのフォークリスクを削減するための承認プロセスを導入した仕組みで、通貨保有者のコミュニティを結成し、その投票によって決められた代表者がブロック生成の権限を持ちます。
代表者がブロックの内容を確認しながら実行する権限をもつため、既存のブロックチェーンがもつ元帳という管理能力を維持したまま全体の処理を向上させることが出来ます。
また、合意形成アルゴリズム「PBFT」を導入することで、権利者が権利を乱用すること防ぎ、全体のノードの2/3以上が代表者の提案に同意した場合のみブロックを生成することができます。
「Asch(アッシュ)」まとめ
今回はイーサリアムベースの分散型アプリケーション開発サービス「Asch」についてご紹介してきました。
イーサリアムの登場によって徐々に数も増えて来たDappですが、利用者が主体となる昨今のコンテンツ業界において、さらに需要が高まって行くでしょう。
優秀なDapp開発者のサポートを行い、今後のソリューションを促進するプロジェクトにはどうしても期待してしまいますよね。