この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 投資詐欺事件で揺れるテキシアホールディングジャパンが、出資者に「仮想通貨による返金」を提案していることがわかった。
- 提案している通貨は関連会社の「ワールドシップコイン(WFC)」で、一定数の出資者がこれに応じているという。
- WFCはシエラレオネなどのダイヤモンドの原石を担保にしているというが、換金できる保証はないという。
ダイヤモンド担保のWFC、新たな被害招くおそれ
投資関連会社「テキシアジャパンホールディングス」(千葉市中央区)による投資詐欺事件で、同社が現在、出資者に「仮想通貨」による返金を提案していることが同社関係者などへの取材でわかった。
同社は全国の約1万3千人から約460億円もの出資金を集めたという。テキシア社の実質経営者とされる男性は逮捕されているが、2月下旬同社の関連団体が行った説明会には200人を超える人達が集まったという。
彼らは怒るでもなく、WFCという新たな仮想通貨による返金を拍手で讃えたようだ。
dai06
WFCについて同社は「サハ共和国(ロシア)やシエラレオネのダイヤモンドの原石を担保にしているので信頼性が高い。価値がなくなることはない」「債権額と同額の仮想通貨残高を、残高管理などができるカードに記録して配布する」「今後価値があがり、借金の10倍以上(の価値)になる」などと説明。
美辞麗句がならぶが、金融庁によればWFCを扱う登録業者はなく、換金できる保証はどこにもないという。それでも多くの人たちがこの通貨に期待感を示しているのだ。
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会場にいた福井県の60代の女性は、テキシア社に500万円を出資した。「テキシアでは失敗したが、WFCは絶対に成功するから、私たちは損をしていない。『被害者』ではないんです」と話した。
仮想通貨に対して最初から懐疑的な目を向けるのは過ちだろう。
しかし、この件に関しては新しい被害が生まれないことを願うばかりだ…。
dai06
ソース元https://www.asahi.com/articles/ASM2N4WR2M2NOIPE01S.html?iref=pc_ss_date