「TenX(テンエックス)」は2016年6月に公開された仮想通貨です。
最大の特徴は仮想通貨デビットカードとも言われるシステムで、決済を行う直前に自動的に法定通貨に両替えされて支払いを行います。
「TenX(テンエックス)」の概要
通貨名/通貨単位 | TENX(PAY) |
公開日 | 2016年6月 |
発行数 | 205,218,256PAY |
ホワイトペーパー | http://www.comit.network/doc/COMIT%20white%20paper%20v1.0.2.pdf |
公式サイト | https://www.tenx.tech/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/tenxwallet |
購入可能取引所 | BITBOX,Huobi,OKEx,,LATOKEN,Bit-Z,Bittrex,Upbit,Vebitcoin,Neraex, Liqui,Gate.io,Bittrex,KuCoin, |
「TenX(テンエックス)」はウォレット機能と仮想通貨が一緒になったもので、仮想通貨を一般的なお店で使えるようにと開始されたプロジェクトです。
仮想通貨デビットカードとも呼ばれており、支払処理を行う前に自動で法定通貨に両替して決済を行うことでユーザーもお店側も一般的なデビットカードのような感覚で仮想通貨支払いを行うことが可能になっています。
イーサリアムベースの仮想通貨であり、「TenX」の独自トークンである「PAY」を持っているとその保有数に応じてイーサリアムが報酬として支払われます。
ICO時にたった7分で90億円の資金調達を成功させ、多くの投資家や金融関係者からの注目を浴びました。
「TenX(テンエックス)」の特徴
ウォレットとして使える仮想通貨
「TenX」の最大の特徴はそれ自体がウォレットとしても使えるという点でしょう。
「TenX」では実際にカードが発行されており、それに仮想通貨ウォレットが紐づけされ、店先でそのカードを提示するなどして支払いが行われます。
支払いは決済に直前に法定通貨に量替えられるため、既存のデビットカードに対応したお店であれば、仮想通貨決済用の新しいデバイスを導入する必要もありません。
「TenX」のウォレットには独自トークン「PAY」だけでなく、ビットコインをはじめとする様々な仮想通貨を保管しておくことが可能です。
今後は決済方法や利用できる仮想通貨の種類も増えやしていくと公式は発表しています。
イーサリアムで配当が支払われる
「TenX」はイーサリアムベースの仮想通貨であり、その配当は保有数に応じてイーサリアムで支払われます。
その支払い割賦は世界中の利用額の0.5%をユーザーに還元するという仕組みをとっており、「TenX」が利用されればされるほど報酬も増えていきます。
既存のデビットカードよりもコストが安い
ユーザー視点で「TenX」を見てみるとその優位性は明らかで、従来のデビットカードのように利用の際に発生する手数料コストはほとんどかかりません。
カード発行量と年会費はそれぞれデビットカード同様に発生するのですが、海外利用やチャージ手数料、支払手数料、ATM手数料などは一切かかりません。
また、ある一定の保有額を持っていれば、普通に支払いを行っているだけで年会費分の報酬を受け取ることも可能なので、非常にコスト面で有利な支払い手段になり得ます。
仮想通貨決済を普及させる解決策
「TenX」は仮想通貨で最も問題となっていた、支払い手段として使うことができないという問題を解決します。
デビットカードに対応しているお店であれば保有通貨に関係なく、支払いの直前に法定通貨に両替をしてくれるので、普及すれば今まで仮想通貨で支払いを行わなかった人も支払い手段として仮想通貨を利用することが見込まれ、通貨の流通問題の解決策となります。
「TenX(テンエックス)」まとめ
今回は仮想通貨デビットカードとして使える「TenX」についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
今まで投資対象としてしか見られなかった仮想通貨が支払い手段としても便利になっていくのは、こういった記事を書いている身としては非常にうれしいです。
今後仮想通貨デビットカードが発展していくことになれば、仮想通貨決済を利用する人も増えてきて、より私たちの生活に浸透する日がくるかもしてません。