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「Metal(メタル)」は2017年6月に公開されたMetallicus社開発の仮想通貨です。
仮想通貨をもっと日常的に使えることを目指し、電話番号で簡単に決済できるのが特徴です。
「Metal(メタル)」の概要
通貨名/通貨単位 | Metal/MTL |
公開日 | 2017年6月9日 |
発行数 | 66,588,888 MTL |
ホワイトペーパー | https://www.metalpay.com/assets/pdf/whitepaper.pdf |
公式サイト | https://www.metalpay.com/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/metalpaysme |
購入可能取引所 | Binance,Houbi,cryptopia |
「Metal(メタル)」は電話番号を用いて簡単に決済を行うことができる仮想通貨です。
アダルトコンテンツや日本では違法となっている大麻の購入など、クレジットカードが使いにくい決済の代替手段になるために考案されました。
通貨としての目的は、もっと身近な決済手段として浸透することであり、「Metal」は電話番号を用いて通貨を瞬時に送金する事でその目的を達成しようとしています。
1人で複数のウォレットアドレスを保有することができないため他者に不利益を与えずに取引を行うことが可能な他、個人情報とウォレットデータを結びつけることで法定通貨のように仮想通貨を利用することが可能としています。
また決済手段として使ったり、交換することで最大5%の報酬を受け取ることができます。
「Metal(メタル)」の特徴
公平性を担保する「PoPP(Proof of Processed Payments)」
「Metal」は通貨の公平性を担保するために「PoPP(Proof of Processed Payments)」というアルゴリズムを導入している珍しい仮想通貨です。
PoPPは電話番号やパスポート番号、クレジットカード情報などの個人情報をウォレットデータと連動しなければならず、特定の個人が複数のアドレスを持つことができないようになっています。
これは特定のユーザーが「Metal」を独占することができないようにするためであり、結果としてどんなユーザーにも公平な仮想通貨であろうとしています。
クレジットカードが使いづらい業界がターゲット
「Metal」はクレジットカードが使いづらいと言われている業界で使われることを目指している仮想通貨でもあります。
「Metal」が公式として打ち出しているのは下記の二つです。
大麻
日本では麻薬として認定され、大麻取締法によって厳しく取り締まられている大麻。
海外では合法な国もあり、薬などの医療品や衣服素材としても使われることが多いです。
国によって大麻を取り締まる法律が異なるため、決済方法が複雑で、購入者が合法的に入手しようとしても、多くの手順を踏まなくてはなりません。
「Metal」は仮想通貨によって合法的に大麻を購入したい人が、より便利に取引できるように目指しています。
アダルト関連商品
アダルトビデオなどのデータコンテンツは問題ありませんが、アダルトグッズなどの現物商品はクレジットカードで購入できないところがまだまだ多いです。
これも国ごとに定められた法律や宗教的な問題が絡んでいるため、「Metal」はどこにいても簡単にアダルト商品が購入できるように目指しています。
ウォレットアプリ「MetalPay(メタルペイ)」リリース
MetalPay公式サイト:https://www.metalpay.com/
2018年に「Metal」がリリースしたウォレットアプリ「MetalPay(メタルペイ)」は、報酬の獲得や実際の決済に使われます。
公式サイトによると最終的にはローン支払いや購入、クレジットカードとの連携を目指し、アプリ内で必要な処理が済むようになると語っています。
「Metal(メタル)」まとめ
今回はより仮想通貨を身近な決済手段にするためのプラットフォーム「Metal」を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
今回ご紹介した業界だけでなく、まだまだクレジットカードでの支払いが浸透しているとは言えない市場はまだまだ多く、事業としては非常に需要が高そうな分野です。
また「Metal」がターゲットにしているアダルト業界は市場も大きく、業界的にもスムーズな決済手段の需要が高いと思うので、今後の発展が非常に楽しみです。