この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 日露戦争(1904~05年)時に韓国で沈没したとされるロシアのドンスコイ号。この軍艦は鬱陵島沖にあることをシニルグループが発表。
- ドンスコイ号には「150兆ウォン(約15兆円)相当の金塊が積まれている」とされ、同グループが引き揚げ作業を行うとともに、仮想通貨への投資を呼びかけた。
- しかし、金塊の存在は実際には確認されておらず、”宝船騒動”は詐欺事件へと発生。経営者が指名手配されるとともに、ソウルの事務所にも家宅捜索が入った。
「宝船引き揚げに投資を」、シニルゴールドコインは詐欺か
日露戦争(1904~05年)当時に沈没したロシアの軍艦「ドミトリー・ドンスコイ」号に「150兆ウォン(約15兆円)相当の金塊が積まれている」と宣伝し、仮想通貨への投資を募った疑いがあるとして…
この”宝船騒動”は当初大きな注目を集めた。金塊の売却益をも投資者に配分すると宣伝。しかし、専門家が「金塊の存在に確証はない」として動揺が広がっていた…。
dai06
韓国メディアによると、ドンスコイ号は過去にも引き揚げが試みられ、「財宝が積まれている」という説も流れ話題を集めたが、ついには詐欺事件に発展する様相となった。
金塊はともかくとして、ドンスコイ号そのものの存在は昔から信じられている。1981年トジン実業が、1998年には東亜建設が引き揚げを狙うも失敗している。
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関連会社の「シンガポール・シニルグループ」が「シニルゴールドコイン」という仮想通貨を発行し、「財宝の配当」をうたい文句に投資を募った疑いが持たれている。
仮想通貨への投資詐欺疑惑のほかにも、株価の操作にも関与した疑いがある。ドンスコイ号発見の発表時には、シニルグループが買収したとされる、第一製鋼の株価が前日から30%も急騰していた。
泥沼の様相を呈し始めたこの問題…。早急な被害額の把握と事態の収束が求められる。
dai06
ソース元https://www.jiji.com/jc/article?k=2018080700670&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit