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さて第6回目のみなし仮想通貨交換業者は『Coincheck(コインチェック)』です。
はたして『Coincheck(コインチェック)』とは、どんな取引所なのか?
今回も興味深々で調査してきました。
では、さっそくその調査結果を報告していきたいと思います!
①Coincheck(コインチェック)のスペック
運営会社
どこの国の取引所?
設立年月日
資本金
コインチェック株式会社
日本
2012年8月
1億円
②Coincheck(コインチェック)の概要
かつてはレジュプレス株式会社という会社名でWebメディアの運営などを手がけていましたが2015年に
「coincheck payment」というビットコインの決済サービスやビットコインの信用取引を次々と手がけその勢いを感じさせました。
しかしながら2018年1月に起きた仮想通貨NEM(ネム)の盗難流出事件以来、金融庁からの業務改善命令を受け2018年6月現在
13種類あった取り扱い通貨は9種類の取り扱いに縮小しています。
③Coincheck(コインチェック)の取扱通貨及び通貨単位は?
- Bitcoin(ビットコイン)、通貨単位=BTC
- Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)、通貨単位=BCH
- Ethereum(イーサリアム)、通貨単位=ETH
- Ethereum classic(イーサリアムクラシック)、通貨単位=ETC
- LiteCoin(ライトコイン)、通貨単位=LTC
- Ripple(リップル)、通貨単位=XRP
- LISK(リスク)、通貨単位=LSK
- Factom(ファクトム)、通貨単位=FCT
- NEM(ネム)、通貨単位=XEM
概要にも少し触れているように仮想通貨NEM(ネム)の盗難流出事件以前は
- Monero(モネロ)、通貨単位=XMR
- DASH(ダッシュ)、通貨単位=DASH
- Zcash(ジーキャッシュ)、通貨単位=ZEC
- Augur(オーガ)、通貨単位=REP
の13種類の通貨を取り扱っていました。
④Coincheck(コインチェック)の良い点ってどんなところ?
その1「貸仮想通貨サービスがある。」
利用者の保有する仮想通貨について、利用者とCoincheck(コインチェック)が消費貸借契約を締結することによって、
一定期間Coincheck(コインチェック)が預かり、契約期間満了後に預かった仮想通貨と同量・同等の仮想通貨を返すとともに、
一定の料率で計算した利用料をその仮想通貨で支払うというサービスになっています。
その2「専用のアプリが使いやすい。」
数ある取引所の中でもアプリが使いやすいと評判です。
ひと目で各仮想通貨の現在価格が一覧で分かる画面があり、そこから売買できることが好評の一因のようです。
その3「盗難補償がついている。」
盗難流出事件以来、やはり利用者としてはさまざまな不安要素があるとは
思いますが万が一のときのため100万円までの盗難補償はついています。
⑤Coincheck(コインチェック)の悪い点ってどんなところ?
その1「セキュリティへの不信感。」
これもやはり2018年の1月に起きてしまった仮想通貨NEM(ネム)の盗難流出事件の影響が大きいです。
現在は金融庁の指導もあり、改善の道へと進んでいるとは思いますが利用者の目は厳しいものがあります。
その2「アルトコインの販売手数料が高い。」
公式サイトで公表されてないのですが、独自で調査したところアルトコインの販売手数料がおおむね
4%~10%程度になっているようです。他の人気取引所と比較しても若干割高感があるのは否めません。
以上、
第6回目のみなし仮想通貨交換業者『Coincheck(コインチェック)』の調査報告でしたがいかがでしたでしょうか?
一時期は絶大な人気を誇っていた国内取引所ですが致命的な事件、2018年1月の仮想通貨NEM(ネム)の盗難流出事件以来
若干勢いが衰えてしまったようにみえます。
一度落してしまった信用を回復することは並大抵のことではありませんが、次々と申請取り下げをする「みなし業者」の中でも再構築しようと一生懸命頑張っている取引所です。
長い目で見守りたいと思います。