この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 米下院議員ら4名は、米証券取引委員会(SEC)にビットコインのETFの承認を迫った。
- 要求は「SECは裁判所の意見に耳を傾けるべきで、迅速に対応すべき」といったもの。
- 裁判所はSECに対して、滞っている先物ETFの承認の処理に対して、再考を指示している。
「一貫性のない差別的な基準」、米下院議員らSECの姿勢に疑問
超党派の議員グループは26日、米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長に宛てた書簡の中で、SECは裁判所の意見に耳を傾け、ビットコインETF(上場投資信託)の承認を阻止するための取り組みを放棄すべきだと主張した。
書簡は下院金融サービス委員会公聴会に出席する委員ら4名が発表したもの。
彼らはすでに承認している先物ETFと、ビットコインのETFは「区別がつかない」と主張。滞っているグレイスケールなどが出している承認の申請に対して認めるべきだとした。
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4人は書簡で、「SECの現在の姿勢は今後は筋道が立たない」とし、「控訴裁判所の判決を受けて、一貫性のない差別的な基準に基づいてそうした申請を拒否し続ける理由はない」と主張した。
米連邦控訴裁判所の判事は先月、SECに対し、これらの申請に対する見解を再考するよう指示した。ネオミ・ラオ(Neomi Rao)判事は、グレイスケールの事案におけるSECの却下は「恣意的かつ気まぐれ」だったと指摘した。
なかなかに強い言葉でSECの姿勢に疑問を呈する議員たち。未処理の申請に対して”迅速に”対応すべきとしている。
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ETFは証券口座を通じて簡単に取引できるように設計されているため、ビットコインETFによって投資家が暗号資産市場に資金を投入するのがはるかに簡単になる可能性がある。
さまざまな方面から議論がなされているSECと仮想通貨の関係性。
この書簡が彼らにとっての新しい局面を呼び起こすきっかけとなるだろうか。
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<参考元>coindeskjapan