- ベンチャーキャピタル会社コインファンドは、ワールドコイン(Worldcoin)計画を支援。
- 同社のCEOブルクマン氏は、ワールドコインがビットコインよりも広く流通すると分析。
- 支援する理由には大きな世界的ビジョンがあることと、Web3に焦点を当てた技術と語る。
ワールドコインに支援するファンド、魅力あるビジョンと技術に期待感
OpenAIのサム・アルトマン(Sam Altman)CEOが今週正式に立ち上げたワールドコイン(Worldcoin、WLD)は、ビットコイン(BTC)よりも広く暗号資産(仮想通貨)を流通させる可能性がある。ワールドコインを支援するベンチャーキャピタル会社コインファンド(CoinFund)の創設者兼CEOであるジェイク・ブルクマン(Jake Brukhman)氏が27日にCoinDesk TVで語った。
人間の虹彩をスキャンすることで人間であることの証明やアカウント作成を行い、仮想通貨も配布するワールドコイン(Worldcoin)計画。
今をときめくChatGPTのOpenAI社長、サム・アルトマン氏肝入りのプロジェクトだ。
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ブルクマン氏は、「ワールドコインの中核的な計画の一つは、現在のビットコインよりもさらに広くに暗号資産を世界中に流通させることができるシステムを構築することだ」と述べた。
(中略)
このプロジェクトに関するDune Analyticsのダッシュボードによると、今週24日の正式な立ち上げ前には世界中で200万人超の認証済みユーザーがいた。また、本記事執筆時点で94万1000個のWorld Appウォレットが作成されている。
専門の機器を用いて行う虹彩のスキャンは、世界の都市部で行われている。日本でも東京の新宿会場が開設されており、注目を集めている。
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データベース「クランチベース(Crunchbase)」によると、コインファンドは2021年2月に、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16Z)やマルチコイン・キャピタル(Multicoin Capital)などの有力企業と並んでシリーズAラウンドでワールドコインに投資した。
ブルクマン氏は、「コインファンドがワールドコインに惹かれたのは、大きな世界的ビジョンとWeb3に焦点を当てた技術だ」と指摘。
アルトマン氏は、ベーシックインカムの支給や人類を労働から解放することなどに関してもビジョンを持っており、ワールドコインの取り組みがその一翼を担うとみている。
十年前ならなかなか想像できなかった世界かもしれないが、ここ数カ月で一気にAIを広めた同氏の動きに期待する人々は多い。計画が進むにつれ、さらなる協力者もあらわれるのではないだろうか。
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<参考元>coindeskjapan