この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 著名な投資家のレイ・ダリオ氏が、法定通貨に危機感を示した。
- この危機はアメリカに限らず、各国の法定通貨で起こっていると。
- しかし、ビットコインやステーブルコインは富の保管に適さないとも。
法定通貨危機も、ビットコインやステーブルではダメ?
著名投資家レイ・ダリオ氏は、法定通貨が富の有効な保管場所として深刻な「危機」にあると述べているが、ビットコイン(BTC)やステーブルコインが解決策になるとも思っていない。
同氏はCNBCの番組に出演し、大量発行される法定通貨の現況を分析。実効的なマネーの形としては疑問を抱いているようだ。
そしてこうした危機感はアメリカに限らず、各国の通貨にも言えることだという。
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しかし、ダリオ氏は、ビットコインが解決策となり得るかどうかについては、貨幣として機能するにはまだ変動が激しいとしている。
「有効な貨幣にはなり得ない。富の有効な保管手段にもならない。効果的な交換手段にはならない」と付け加える。
2022年のはじめ頃、ロシアのウクライナ侵攻などの影響もあり、仮想通貨は”逃避資産”としても有効だという見方が持ち上がった。
しかし、レイ・ダリオ氏にとってはそうした見方も不適切という。
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その代わり、ダリオ氏は消費者の購買力を確保するための「インフレ連動コイン」の創設を提案した。
「それに最も近いのはインフレインデックス債だが、もし、これが購買力であり、一定期間お金を貯めることができ、どこでも取引できるというコインを作ったら、それは良いコインになると思う」と彼は言う。
ビットコインのみならず、ステーブルコインも法定通貨の模倣のため意味をなさないとみているダリオ氏。
インフレ連動コインという、新しい形を示したが果たして…。
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<参考元>cointelegraph