この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- JPモルガンの仮想通貨責任者が、仮想通貨のほとんどはジャンクとコメント。
- ユースケースが完全に表れていないこと、実用性に欠けることを指摘した。
- 仮想通貨やブロックチェーン、Web3が投機にとどまっていることも指摘。
仮想通貨にチクリ、JPモルガン幹部が複数の課題指摘
JPモルガンのデジタル資産部門の責任者であるウマル・ファルーク氏は、市場に出回っているほとんどの暗号資産は「ジャンク」であり、本当の仮想通貨のユースケースはまだ完全に現れていないと指摘した。
同氏は急成長を遂げている仮想通貨業界の規制が追い付いてないことで、伝統的な金融機関の参入を阻んでいることも問題視。
仮想通貨のほとんどはジャンクであり、一部以外はノイズか消えていくだけのものと述べた。
dai06
JPモルガンの幹部はまた、伝統的金融機関間の高価値な「真剣な取引」を促進したり、トークン化預金などの商品を受け入れるために大規模に活用できるほどにはこの分野が成熟していないと主張した。
しかし、ファルーク氏は、仮想通貨、ブロックチェーン、およびWeb3ムーブメントが、現段階では主に投機の手段を提供しているにとどまっていると指摘する。
つまりはこの伝統的な金融機関の参入が果たされれば、業界は真に成熟したものとなり、より安定的な成長が果たされるということだろうか。
仮想通貨市場に歩み寄りを見せているJPモルガンの成長戦略も、ここに活路がありそうだ。
dai06
5月、JPモルガンが自社のプライベートブロックチェーンを介したトークン化担保決済を試験的に行っている。このテストでは、同社の2つの事業体がブラックロック社のマネーマーケットファンド株をトークン化したものを送金した。
事実、JPモルガンは仮想通貨もといブロックチェーン技術の活用を模索しているところである。
この超がつくほどの有名金融会社が仮想通貨業界を上手く渡り歩けるようになることでも、そのほかの企業の参入が期待できそうだ。注目しておきたい。
dai06
<参考元>cointelegraph