この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 昨今の仮想通貨市場の混乱を、金融安定理事会(FSB)は快く思っていない。
- 10月に仮想通貨のグローバル規制を提案することを検討中。
- FSBは各国の金融当局で構成されており、今後の規制に影響を及ぼす。
監視から規制のフェーズへ?FSBがリスクを指摘
20カ国・地域(G20)の金融当局でつくる金融安定理事会(FSB)は11日、暗号資産(仮想通貨)のグローバル規制を10月に提案すると表明した。最近の市場混乱により、規制の必要性が浮き彫りになったとしている。
世界各国がメンバーとして名を連ねているFSB。
これまで仮想通貨に対しては、”監視”のスタンスをとってきたが、いよいよ”規制”に向けた動きを活発化させる可能性があるという。
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発表文で「ある市場プレーヤーの破綻は、投資家に大きな損失を与える可能性があるほか、市場の信頼を脅かすことに加え、暗号資産エコシステムの他の部分にもリスクが素早く伝わることがある」とした。
市場プレイヤーの破綻とは、テラの崩壊などを指しているのかもしれない。
FSBは仮想通貨市場がさまざまな金融システムとの連携が活発になっている一方で、未だシステムが脆弱であることを疑問視している。
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FSBは立法権限を持たないが、メンバーはFSBの規制原則を自らの管轄分野に適用することにコミットしている。
FSBの決定は、各国の議論に影響を及ぼすとみていい。
今後の出方に要注目だ。
dai06
<参考元>REUTERS