- ウクライナの動乱のさなか、金は1オンス2000ドル強の史上最高値へ。
- 新時代の安全資産として注目されていた、ビットコインは横ばい。
- あるアナリストは「わかっているものを選ぶ」と金の強さを説明。
仮想通貨は不確実性レベル桁外れ?専門家が金と比較
ゴールド(金)は、1オンス2000ドル強の史上最高値に迫り、ロシアのウクライナ侵攻が激化するなかで注目を集めている。
そして今、暗号資産(仮想通貨)投資家は、ゴールド価格の上昇がビットコイン(BTC)にとって何を意味するのかを考えている。
新時代の資産として注目を集めている仮想通貨。個人だけでなく企業でも保有するケースが急増し、ここ1,2年でその地位を向上させてきたと思われていたのだが…。
dai06
「現時点では不確実性のレベルが桁外れ」とQuantum Economicsのアナリストでアドバイザーのジェイソン・ディーン(Jason Deane)氏は述べた。「こうした状況で取るべき選択肢は『わかっているものを選ぶ』、つまりはゴールド」。
金とは違い、価格が大きく変動する点やデジタルに依存する点も懸念点だろうか。
緊迫するウクライナ情勢においては、ロシアが経済制裁の抜け穴として用いるのではないかという説があったが、仮想通貨取引所コインベースが大量にアドレスを制限するなどしている。
dai06
「ビットコインはまだ生まれたばかりの資産テクノロジーであり、そのために下落している。しかし、リスクオン資産からリスクオフ資産への移行期にある。それが私の現状認識だ」とブルームバーグ・インテリジェンス(Bloomberg Intelligence)のシニア・コモディティ・ストラテジスト、マイク・マクグローン(Mike McGlone)氏は述べた。
専門家ごとで見方はさまざまだが、ビットコインもとい仮想通貨は、今なお成熟していく段階にあるようだ。
金とは生まれる過程も違えば、価格の動き方が違うことも多い。同列ととらえるのはまだ難しいのかもしれない。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/142800/