この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 「リブラのビジョンは甘かった」と、ディエムのエコノミストであるカタリーニ氏が語った。
- ディエムはリブラで得た教訓を活かして、長期的には成功を収めると説明。
- 不正ユーザーを見極めることは難しく、サービスの提供についてはまだ数年かかるとも。
規制当局らとの連携強化、「ディエムは慎重に進行中」とエコノミスト
フェイスブックが主導して2019年に発表したデジタル通貨構想の「リブラ(Libra)」は、当初の通貨設計が大きく変更され、名称も「ディエム(Diem)」に変わった。ディエムでチーフエコノミストを務めるクリスチャン・カタリーニ氏は26日、リブラが掲げたビジョンは「甘かった」と発言した。
セキュリティの問題や法定通貨を脅かす存在として、その計画が大いに議論を呼んだリブラ。
高まる批判と協力企業の相次ぐ脱退により、計画を大きく変更。名前もリブラからディエムと変わっていた。
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「我々は世界中の規制当局と広くつながりをもち、さまざまな面で進化している。消費者を保護し、ネットワーク上の金融犯罪に対抗するために管理機能を強化している」
ディエムとなったリブラは、野心的な独自路線から一転。当局へ大きく歩み寄った。
複数通貨によるバスケットから、単一通貨に裏付けられるプロジェクトへ変更するなど、当初の計画とは全く違うものへと生まれ変わっている。
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「時間をかけて、優れたアイデンティティ基準を開発しなければならない。良いユーザーと不正ユーザーを区別することは非常に難しい。おそらくまだ数年の時がかかるだろう」とカタリーニ氏は述べた。
この発言から察するにディエムのリリースはまだまだ遠そうだ。
当初の計画とは大きく変わってしまったが、期待しているユーザーも多いはず。諸問題を解決して盤石の体制でリリースされることを期待したい。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/110163/