- 任期終了直前のトランプ大統領が、73人への恩赦と70人の減刑を実施。
- リップルの元役員であるケン・カーソンにも恩赦が与えられた。
- ビットコインの普及に貢献した、ジュリアン・アサンジに恩赦はなかった。
気になるトランプ大統領恩赦、リップル元役員は義理の息子の友人
トランプ大統領は、元リップルの役員で暗号資産メディア「Modern Consensus」を共同創業したケン・カーソン(Ken Kurson)を恩赦した。
トランプ大統領は任期終了まで12時間を切った20日午前、73人に恩赦を与え、70人の減刑を行った。
誰が対象となるか騒がれていたトランプ大統領の恩赦が実施された。
ケン・カーソンのほかには、詐欺罪で逮捕された元側近のスティーブ・バノン氏、銃の不法所持で実刑判決を受けたラッパーのリル・ウェインの名前があった。
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恩赦通知は、カーソンを「コミュニティのリーダー」と呼んで称賛している。同氏は、トランプ大統領の義理の息子、ジャレッド・クシュナー大統領顧問の友人だ。
トランプ大統領の近い人達にはやはり恩赦があった。ニューヨーク・タイムズの報道には、トランプ大統領の在任中に多くの汚職や法的トラブルに関わった人が多かったことを示すものという記述も。
また、自分自身への恩赦の可能性も騒がれていたが、実際には行われなかった。
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闇サイト「シルクロード」創設者のロス・ウルブリヒト(Ross Ulbricht)と、ビットコインの普及にも貢献したウィキリークスのジュリアン・アサンジ(Julian Assange)、アメリカの監視プログラムの詳細をウィキリークスに公開したエドワード・スノーデン(Edward Snowden)には恩赦や減刑は与えられなかった。
(中略)
恩赦や減刑にシルクロードのウルブリヒトが含まれていないことは、同氏の恩赦を何年にもわたって求めてきた暗号資産業界の多くの人を失望させただろう。トーマス・マッシー(Thomas Massie)下院議員は、スノーデンとともにウルブリヒトの恩赦を強く求めてきた。
仮想通貨業界にも深いかかわりをもつこの2名の恩赦はなかった。
恩赦を終えたトランプ大統領は任期を遂に終え、アメリカはジョー・バイデン政権へと移行する。
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ソース元https://www.coindeskjapan.com/96110/