- ファイナンスアプリのダウンロード数や利用時間が世界各地で増加。
- 外出ができなくなったため、店舗でのATMが使えなくなったことが影響していると思われる。
- コロナウイルスによるロックダウンによる景気減退で、株式・金融市場、仮想通貨などの情報収集にも使われている可能性もある。
家で仮想通貨や株の情報収集、ファイナンスアプリ人気
新型コロナウイルス感染拡大を受け、世界中でロックダウンや外出自粛要請などの措置が取られたことで、ファイナンスアプリの活用が進んだようだ。
モバイル市場データや分析プラットフォームを提供する、App Annieが世界9カ国で調査を実施。すると日本におけるファイナンスアプリの平均ダウンロード数は、2020年1~3月の間に約20%増えたという。
ただ、ランキング1位の「PayPay」や「d払い」がキャンペーンを行っていたこと、1月は元々増加するという季節性の動向があることも影響している可能性があるという。
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世界のファイナンスアプリの平均利用時間を見てみよう。2019年12月29日週の1週間と、2020年3月および4月(4月18日まで)のピーク週を比較したところ、最も増加率が高かったのは韓国で、3月29日週が最も多く、90%利用時間が増加したという。
日本は韓国に次に多い国となった。その数値は3月1日週85%増加したという。アメリカは4月5日週に55%の増加を記録したという。
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「ロックダウンによる景気減退の時期に、消費者が株式市場についての情報を入手する機会が増えたことが示唆」されると分析している。
(中略)
App Annieは消費者の利用目的として、「必ずしも投資や取引を行っているだけではなく、株式・金融市場や、仮想通貨、企業などの動向を確認するためにアプリを利用をしている可能性」もあるとコメントしている。
コロナウイルスは人々の株式や仮想通貨への見方にも影響を与えている。
「景気減退の影響がどうなっているのか」、「各企業はどのような取り組みを行っているのか」といったことのほかに、「どうすれば不安の多い社会を生き抜くことができるのか」といったことも考えているのかもしれない。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/65063/