この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- Facebookのリブラは準備資産として、日本円やドル、ユーロなどを対象とすることがわかった。
- 中国の人民元は対象外になることも判明。なお、最終決定はFacebookではなくリブラ協会にあるという。
- 中国はデジタル人民元を発行予定で、リブラの対抗馬になる可能性もある。
リブラVSデジタル人民元、対立ヒートアップか
ブルームバーグの9日の報道によれば、リブラの準備資産には米ドル、ユーロ、英ポンド、シンガポールドル、そして日本円が含まれる。中国の人民元は準備資産のバスケットからは除外される可能性が高い。
ステーブルコインとして発行予定のリブラ。多くの人々からの関心がもたれていた、準備資産の対象となる通貨が判明した。
dai06
ウォーナー上院議員は、中国がリブラの発行体となるリブラ協会に人民元を含むように要求することを懸念。フェイスブック側にその懸念を伝えた。フェイスブックは、ウォーナー議員の懸念に対応したようだ。
この懸念に対してFacebookは動いたようだが、最終決定権はFacebookではなくリブラの計画をまとめるリブラ協会にあると返したそうだ。
リブラ協会には世界中のさまざまな機関・企業が参加しており、その影響力を強めている。
dai06
中国は8月、中国人民銀行が発行する独自デジタル通貨は「もう準備ができたと言える」と表明した。
リブラの準備資産から中国人民元が外される可能性が高まったことで、両者の対立はよりヒートアップしたといえそうだ。
もっともその運営体制などに大きな違いはみられるものの、ステーブルコインとして世界的な影響力をもつ可能性がある点は同じ。仮想通貨業界もとい金融業界全体にどのような影響を与えるのだろうか…。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/report-libra-stablecoin-tied-to-major-currencies-maybe-not-yuan