目次
「Groestlcoin(グロイストルコイン)」の概要
通貨名/通貨単位 | Groestlcoin/GRS |
公開日 | 2014年4月 |
最大発行数 | 105,000,000 GRS |
ホワイトペーパー | – |
公式サイト | https://www.groestlcoin.org/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/GroestlcoinTeam |
公式テレグラム | https://t.me/groestl |
購入可能取引所 | Binance,Bit-Z,Bitbns |
「Groestlcoin(グロイストルコイン)」の特徴
Segwitとライトニングネットワーク
「Groestlcoin」の特徴ととして最も特徴的なのが、Segwitとライトニングネットワークを利用した支払いプロトコルです。
ネットワークは40のサーバーと統合され、個別に処理されていきます。
Segwit(セグウィット)
Segwitはブロックチェーン上でデータ圧縮を行うプロトコルです。
設定されたデータサイズに随時トランザクションを圧縮することで、チェーン全体の処理動作を軽量化することができます。
例えばビットコインの場合、1ブロックのサイズは1MBに設定されています。
しかしSegwitを利用してデータ圧縮を行えば、実質的に1ブロック1.7MBほどのトランザクションを処理することができるようになります。
ライトニングネットワーク
ライトニングネットワークとは、ブロックチェーン上で動作するプロトコルです。
資金の管理を行う権利を保有したまま、ペイメントチャネルと呼ばれる双方向ネットワークを通じて仮想通貨のマイクロペイメントを行います。
利用者同士を直接つなぐP2Pをシステムの基礎としており、チェーン全体に負担をかけず安定したトランザクションを可能にします。
「Groestlcoin」はこれら二つのプロトコルを用いて、ブロックチェーン上の処理を軽くしようとしています。
よりプライベートな取引環境の構築
ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨は、ブロックチェーン上にトランザクションデータが書き込まれ、誰でもそれを閲覧することができます。
不正なトランザクションを追跡したり、通貨の流れをより透明にする上で非常に役立つ一方、機密性の高いプロジェクトやビジネスで利用しづらいというデメリットもありました。
「Groestlcoin」では、よりプライベートな取引環境を整えることを目的の一つに掲げていました。
VPNサポートとAESアルゴリズムを用いて、より高度でプライベートなトランザクションを可能にしています。
Virtual Private Network(VPN)サポート
Virtual Private Network(VPN)とは、プライベートネットワークを拡張し多くのノードを許容することができるネットワーク構造です。
ネット上で行われるようなやりとりを専用回線のように使うことができるようになり、よりプライベートで安全な取引を大容量で行うことができます。
Advanced Encryption Standard(AES)アルゴリズム
Advanced Encryption Standard(AES)とは、アメリカの国立標準技術研究所が制定したデータを暗号化するための規格です。
1997年には基本的な仕組みが提唱され、高い安全性と様々なソフトウェアへの導入のしやすさから長年使われてきた暗号化アルゴリズムです。
ハードフォークによるスケーラビリティ耐性
仮想通貨のアップデートをする際に行われるハードフォークですが、ブロックチェーンのスケーラビリティと効率に影響を与える可能性について多くの議論が行われてきました。
「Groestlcoin」ではハードフォークによる影響を回避するため、マルチプール耐性を持たせるように設計されています。
マルチプールとは複数のコンセンサスアルゴリズムから通貨を選択しマイニングする手法で、マイナーが通貨を選択できるというメリットがあります。
また、マイニングが特定の組織に依存することなく平等に多くの人が参加することができ、非常に公平です。
「Groest coin(グロイストコイン)」まとめ
今回はよりプライベートな取引環境を提供する「Groestlcoin」をご紹介してきました。
まだまだ根強い人気を誇るビットコインに、良い緊張感を持たせるような仮想通貨になるといいですね。
今後とも「Groestlcoin」プロジェクトに注目していきたいと思います。