この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 米国時間8月27日、Facebookの仮想通貨リブラは一般研究者向けの新しい施策を発表。
- 新しいバグを発見した研究者に対して、最大1万ドルの報奨金を支払うプログラムを開始。
- 規制当局の承認を得るために、心配される脆弱性の問題のクリアを目指す。
バグ見つければ100万円、リブラ協力求める新施策
Facebookとそのパートナー各社が2020年に発行を計画している新たな仮想通貨「Libra」を監督する非営利組織Libra Associationは、このデジタル通貨を支える技術のセキュリティ脆弱性を発見した研究者に報酬を支払うことを明らかにした。
計画の続行が危ぶまれるリブラだが、一般の研究者からの協力も募りセキュリティ向上を図る。
試行回数を重ねることもねらいのはずだが、外部からの意見を取り入れることで計画の透明性を訴えたい意図もあるかもしれない。
dai06
米国時間8月27日に一般向けに開始された新たなバグ発見報奨金プログラムへの参加者は、深刻な脆弱性を発見した場合、最高1万ドル(約106万円)を受け取れる。Libra Associationは、脆弱性に応じて支給額を増減する。
つまり「どれだけ小さなバグでも見つけてもらえれば報奨金を支払う」ということだろうか。
一般向けの施策ということも相まって、多くの参加者が集まるかもしれない。
dai06
Libra Associationでポリシーとコミュニケーションを統括するDante Disparte氏は声明で、Libra Blockchainのコードはまだ完成しておらず、「当局の懸念が考慮され、必要な承認が得られる」まで同組織はこれを提供しないと述べた。
立ち位置が危ぶまれるリブラだが、通貨の発行を諦めてはいない。発行を疑問視する当局が多い一方で、発行を待ち望んでいるユーザーも少なくない。
当然、バグは誰にとっても歓迎されるものではない。この計画でリブラの信頼性が高まることに期待したい。
dai06
ソース元https://japan.cnet.com/article/35141857/