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「Elrond(エルロンド)」はルーマニア発のスケーラビリティに強い仮想通貨です。
2019年7月にバイナンスローンチパッドを利用したIEO(取引所によるオファリング)によって資金調達を行い注目浴びます。
「Elrond(エルロンド)」の概要
通貨名/通貨単位 | ELrond/ERD |
公開日 | 2018年4月 |
最大発行数 | 20,000,000,000ERD |
ホワイトペーパー | https://elrond.com/files/Elrond_Whitepaper_EN.pdf |
公式サイト | https://elrond.com/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/elrondnetwork |
公式テレグラム | https://t.me/ElrondNetwork |
購入可能取引所 | Bilaxy,Binance,Dcoin |
「Elrond(エルロンド)」は従来の仮想通貨帰る様々な問題に対応し、分散型アプリケーションの開発、リリース、提供などを行うプロジェクトです。
主にパブリックチェーンの抱える問題点を解決し、利用者がより決済手段として利用しやすい仮想通貨を目指します。
ステートシャーディングと呼ばれるデータ検証の仕組みを持ち、複数のトランザクションを細かく分割して処理することで、ブロックチェーン全体の処理性能を高めています。
またコンセンサスアルゴリズムにはSecure Proof of Stake(セキュアプルーフオブステーク/SPoS)を採用しており、ビットコインなどで使われているPoWよりも安全な承認作業が出来るとされています。
「Elrond」はこれらの特徴をによって非常にスケーラブルな仮想通貨と言われています。
ではさっそく詳しく掘り下げてみましょう。
「Elrond(エルロンド)」の特徴
ステートシャーディング
「Elrond(エルロンド)」の最も大きな特徴と言われているのが、State Sharding(ステートシャーディング)と呼ばれる仕組みです。
これはブロックチェーンやアカウント情報を複数のシャードと呼ばれるグループに分散して管理する方法で、それらのデータは「バリデータ」と呼ばれるノードによって検証され、並列に処理されます。
本来ブロックチェーンの承認作業はブロックごとに順番に処理されていきます。
一方でステートシャーディングでは、分割されたデータをバリデータが複数の場所で同時に処理作業を行うため、非常にスピーディなんですね。
また、ブロックチェーンには1ブロック毎に処理できる最大サイズが決められています。
もしそのサイズからはみ出てしまうと、そのデータは無かった物として扱われてしまう可能性もあります。
ステートシャーディングではそう言った問題が発生しにくく、より安定したトランザクション入力を維持することが出来ます。
Secure Proof of Stake(SPoS)
ブロックチェーンでは、ブロックの承認を行う際に内包されるデータが正しいかどうか検証を行い、複数のノードからコンセンサス(合意)を得る必要があります。
このコンセンサスアルゴリズムという方法は、仮想通貨やブロックチェーンを用いるプロジェクトによって異なりますが、「Elrond」ではSecure Proof of Stake(セキュアプルーフオブステーク/SPoS)という方式を採用しています。
元になったコンセンサスアルゴリズムProof of Stake(プルーフオブステーク/PoS)では、トークンホルダーの保有量や保有期間に応じて合意に関する強い権力を与えていました。
しかしSPoSではBLS署名と呼ばれる方式を取っており、シャード内に振り分けられるノード全体から合意処理を行うグループを選抜し、コンセンサスを得ます。
選抜されたノードはブロックの内容を検証し正当性を示すBLS署名というサインを残すことができ、BLS署名が付けられたブロックから順に処理されていきます。
つまり特定の管理メンバーを選抜して、彼らがブロックの正当性を保証するという仕組みです。
この一連のブロック承認に必要な時間は0.1秒以下とも言われており、非常に早い速度で合意とブロック生成ができることを示しています。
検証可能な遅延機能(VDF)
ブロックの承認作業を行うノードがブロックの生成作業を放棄したり、ネットワークへの攻撃しまうリスクを減らすため、「Elrond」では「Verifiable Delay Function(検証可能な遅延機能/VDF)」という仕組みを導入することを示唆しています。
VDFはデータ処理の際に用いられる乱数の改ざんを防ぐ機能であり、すでにイーサリアムや「Harmony(ハーモニー)」という仮想通貨が導入している技術です。
システム運営を支配してしまう規模のパワーを悪質な第三者が獲得してしまっても、ネットワーク全体が非中央集権的であるように処理を行います。
この機能に関してはまだ実装されたわけではなく、現在は公式からの情報を待っている段階です。
「Elrond(エルロンド)」まとめ
今回はルーマニア発の仮想通貨「Elrond(エルロンド)」について詳しくご紹介してきました。
まだまだプロジェクトは本格的な始動というわけではないものの、今後どのような展開を見せるのか非常に興味深いです。
気になる方は是非公式サイトなどをチェックしてみてくださいね!