この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ファーウェイのCEOである任正非(Ren Zhengfei)氏が、リブラについて言及。
- 中国にもリブラ同様の国際通貨になるような通貨が発行できると主張した。
- 中国国内ではFacebookの利用が禁止されているが、リブラへの期待感は高まっている模様。
中国だってできるはず…、ファーウェイCEO「国家の力は偉大」
中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のCEOは、中国政府がソーシャルメディア大手フェイスブック(Facebook)の仮想通貨プロジェクト「リブラ(Libra)」に対して、先手を打つ機が熟している、と述べた。
同氏はリブラを待つ必要はないこと、インターネット企業よりも国家の力の方が偉大であることなども主張したという。
dai06
任氏は、自身の会社とフェイスブックを直接競合させようとしているわけではなかった。ファーウェイは、ハイパーレジャー(Hyperledger)コンソーシアムへの参加や、ブロックチェーンに支えられたクラウドサービスのリリースなど、ブロックチェーン業界に大きく進出してきたが、同氏はむしろ、中国が国家としてもたらしたブロックチェーンテクノロジーの発展を指摘した。
中国が官製の仮想通貨を発行するという噂はじわじわと出てきているが、まだ現実的な計画ではなさそうだ。
ただ、中国人民銀行の研究部門責任者はそうした仮想通貨の発行にやぶさかではないとの報道も…。
dai06
実際、リブラの発表から数週間後、中国のソーシャルメディア大手、微博(ウェイボー)におけるリブラの検索数は急上昇した。フェイスブックが2009年以降中国で禁止されているにもかかわらずだ。
ファーウェイのCEOが語るように確かに国家の力は大きい。それが中国であればなおさらのような気もする…。
しかし、通貨の統制はできても、発行した官製の仮想通貨が実用に足るものかどうかは話は別だ。Facebook同様世界的な流通を目指すには、乗り越えなくてはならない壁もたくさん出てくるだろう。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/15775/