「Loki(ロキ)」はプライバシーに重点を置いた秘匿性の高い仮想通貨です。
Moneroのコードベース上に構築されており、分散トランザクションを簡単に行うことが出来るネットワークを立ち上げようとしています。
「Loki(ロキ)」の概要
通貨名/通貨単位 | Loki/LOKI |
公開日 | 2018年1月 |
最大発行数 | 37,920,878 LOKI |
ホワイトペーパー | https://loki.network/wp-content/uploads/2018/10/LokiWhitepaperV3_1.pdf |
公式サイト | https://loki.network/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/loki_project |
公式テレグラム | https://t.me/joinchat/DeNvR0JJ4JPn6TVSQjCsZQ |
購入可能取引所 | KuCoin,TradeOgre,CryptoBridge |
「Loki(ロキ)」は分散トランザクションをもっと容易にすることを目的にした仮想通貨プロジェクトです。
Moneroのコードベース上に構築された仮想通貨で、プライバシーに重視をおいた仕組み作りを行っています。
ビットコインなどの仮想通貨は、ブロックチェーン上にトランザクション記録を全て記録しており、これらは誰でも閲覧できるオープンな情報です。
その透明性の高さは一部の利用者にとっては一概にメリットとも言えません。
「Loki」はブロックチェーンのトランザクション処理を非公開にすることで、そういった特定の需要に応えることができます。
「Loki(ロキ)」の特徴
CryptoNight(クリプトナイト)
「Loki」はブロックチェーンの情報を隠すことで匿名性を高めている仮想通貨です。
DASHやZcashなど秘匿性を売りにした仮想通貨は多いですが、その中でも「Loki」はCryptoNight(クリプトナイト)というアルゴリズムを使っているのが特徴的です。
CryptoNightはMoneroでも採用されているリング署名という技術で作られたアルゴリズムです。
本来、ブロックチェーン上で処理されるトランザクションは、取引を行う利用者などによって承認が行われています。
リング署名の場合、承認を行う人が特定のグループに割り振られていて、そのグループの誰かが承認することで決済が成立します。
その際、グループの誰が承認したかどうかは外部から判別することができません。
CryptoNightではこのリング署名をさらに改良し、取引するたびに自動的にランダムな鍵を発行する仕組みを取っています。
この鍵は完全な使い捨てになっており、一度取引を行うと消滅するため、取引が完了したあと誰にも追跡することはできません。
このワンタイムキーという技術とリング署名を掛け合わせ、CryptoNightではこれをワンタイムリング署名と呼ばれています。
アプリ開発が可能なネットワーク
「Loki」ではトランザクションを行うブロックチェーンの他に、サービスノードを利用することで様々なデータやり取りを行うネットワークがあります。
この第二層ネットワークでやり取りされるデータは全て匿名化されており、メインチェーンのトランザクション処理を円滑にするためのサイドチェーン的な役割も持ちます。
この仕組みを用いて、「Loki」ではServiceNord Apolication(サービスノードアプリケーション/SNApp)の開発ができるプラットフォームを構築しています。
利用者はイーサリアムの分散型アプリケーションのように、自由に自分だけのアプリ開発を行うことが出来ます。
すでに「Loki Messenjer(ロキメッセンジャー)」という匿名性を活かしたメッセンジャーアプリがリリースされています。
Lokiウォレット
「Loki」では専用のウォレットアプリをリリースしています。対応しているのは下記のOSです。
今後はスマホアプリ版のリリースも考えているようですが、今のところ情報はありません。
・Windows
・Linux
・Mac OS
また、Lokiウォレットの他にマイニングソフトウェアをダウンロードすることで、「Loki」のGPUマイニングに参加することができます。
「Loki(ロキ)」まとめ
今回は匿名性の高い仮想通貨「Loki」をご紹介しました。
日本人投資家でも注目している人が多く、比較的SNSなどでも情報が探しやすいプロジェクトだと思います。
今後どのような展開を見せるのかは未知数ですが、気になる方は是非チェックしてみてください。