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「Clams(クラムス)」は公平な分散型プラットフォームを形成するプロジェクトです。
ビットコイン、ライトコインに基づいた設計がなされており、通貨として流通させることを目的にしています。
「Clams(クラムス)」の概要
通貨名/通貨単位 | Clams/CLAM |
公開日 | 2014年5月24日 |
最大発行数 | 17,129,103 CLAM |
ホワイトペーパー | – |
公式サイト | https://clamcoin.org/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/ClamClient |
公式テレグラム | – |
購入可能取引所 | YoBit,Trade Satoshi,Poloniex |
「Clams(クラムス)」は通貨として流通させることを目的にした仮想通貨プロジェクトです。
公平な分散型プラットフォームを形成し、ビットコインやライトコインなどに基づいた設計がなされています。
ビットコインの問題点を解決するコンセンサスアルゴリズム「Proof Of Stake(プルーフ・オブ・ステーク/PoS)」を比較的早い段階で導入した通貨であり、公開から5年近く経過した現在も一定の取引量があります。
一方でここ数年で似たコンセプトを持った仮想通貨も多く登場しており、今から投資するにはややメリットは薄い気がします。
今回はそんな「Clams」について、改めてご紹介していきたいと思います。
「Clams(クラムス)」の特徴
Proof Of Stake(プルーフ・オブ・ステーク/PoS)
「Clams」はブロックの生成を承認するコンセンサスアルゴリズムとしてProof Of Stake(プルーフ・オブ・ステーク/PoS)を採用している仮想通貨です。
ビットコイン等で使われているコンセンサスアルゴリズムProof Of Work(プルーフ・オブ・ワーク/PoW)は、マイニングの際に利用する電気量が高いという問題点があります。
採掘が進むにつれて必要となる電気料も増えていくため、徐々に新規マイナーが不利になってしまい、実質的なマイニング利権が中央集権的になってしまいます。
「Clams」の採用するコンセンサスアルゴリズムPoSは、こう言ったPoWの問題点を解決するために考案された仕様です。
PoSはマイニング計算量を少なくし、電気量も抑え、採掘が進んでも新規マイナーが参入しやすいというメリットがあります。
通貨として流通させることを目的にした仮想通貨
「Clams」は支払い手段として通貨を流通させることを目的にした仮想通貨です。
安全かつスピーディで、国際送金も低コストで行えると言う仮想通貨のメリットを活かしつつ、ビットコインの問題点を解決して公平な通貨を目指しています。
「Clams」には既存の金融システムのような中央管理者が存在せず、第三者による影響を受けることがありません。
そのため非常に公平であり、誰でも信頼のおける通貨として投資したり、支払い方法として利用することができます。
投資先としてみると…
「Clams」は非常に優秀な通貨ではあるものの、「Clams」が公開されてからの5年間でさらに優秀な通貨が数多く登場しました。
「Clams」が採用しているコンセンサスアルゴリズムPoSを採用している通貨も増え、近年はPoWとPoSの二つを部分的に使い分けるハイブリット通貨が主流です。
またビットコインのように知名度も決して高くはないので、支払い方法として普及するハードルはかなり高く感じます。
投資先としてみると、かなり慎重にタイミングを見計らうべきだと感じました。
「Clams(クラムス)」まとめ
今回は新しい決済方法を提案する仮想通貨「Clams」をご紹介しました。
公開当時はコンセプトも新しく取引量も多かったようですが、現在は当時のホルダーが持っている場合が多く、流動性は高くありません。
今後何か新しい展開があれば大きな価格高騰もあり得ますが、今は新しい情報を待つしかないですね。