目次
「BlackCoin(ブラックコイン)」は既存の仮想通貨が抱える様々な問題を解決するために発足したプロジェクトです。
コンセンサスアルゴリズムとして初めてProof of Stake(プルーフオブステーク/PoS)のみを採用した仮想通貨としても有名です。
「BlackCoin(ブラックコイン)」の概要
通貨名/通貨単位 | BlackCoin /BLK |
公開日 | 2014年2月16日 |
最大発行数 | 100,000,000 BLK |
ホワイトペーパー | https://bravenewcoin.com/assets/Whitepapers/Blackcoin-POS-3.pdf |
公式サイト | https://blackcoin.org/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/CoinBlack |
公式テレグラム | https://t.me/blackcoin |
購入可能取引所 | Bittrex,Bittylicious,Bleutrade, CoinEgg,CoinExchange,LiteBit.eu |
「BlackCoin(ブラックコイン)」は既存の仮想通貨(主にビットコイン)の抱える問題点を解決するために始まったプロジェクトです。
ビットコインで使われているコンセンサスアルゴリズムProof of Work(プルーフオブワーク/PoW)の問題点を改善したProof of Stake(プルーフオブステーク/PoS)のみを採用した仮想通貨です。
2014年に発足した仮想通貨ということもあり、現在は機能的により優れた仮想通貨が増えてきているものの、現在でも取引量ランキング300位以内に入る取引量を持っています。
PoSをさらに改良したProof of Stake3.0を利用しており、従来のPoW、PoSにはない拡張性と柔軟性があるトランザクションポテンシャルを持ちます。
PoWとPoSの問題点
ビットコインで使われていることで有名なコンセンサスアルゴリズムProof of Work(PoW)は、マイニングを行うために非常に多くの電力を消費します。
そのためマイニングが進み採掘できる通貨が減るほど電力も多くなるのが問題視されています。
また、それに伴ったコストの増幅が後発参入者のハードルをどんどん上げていき、限られた人にしかマイニングができない中央集権化も大きな問題です。
こう言ったPoWの問題点に対応するため開発されたコンセンサスアルゴリズムProof of Stake(PoS)は、稼働量ではなく通貨の保有年数によって報酬を与えることで、マイニングの中央集権化を防ごうと考えられた承認プロセスです。
「BlackCoin(ブラックコイン)」の特徴
Proof of Stake3.0(プルーフオブステーク3.0/PoS V3)
「BlackCoin」が採用しているProof of Stake3.0(プルーフオブステーク3.0/PoS V3)は、PoWとPoSの問題点を解決するために開発されたコンセンサスアルゴリズムです。
PoS V3の基本となる仕組みはPoSと同じであり、稼働量ではなく通貨の保有年数によって報酬を分配します。
これによってPoWの問題点であるマイニングの中央集権化と電力の無駄な消費を抑えることが可能になっています。
PoSと違うのは、仮想通貨をネットワーク上に構築されたのウォレットに保管しておくということです。
これにより保有数に応じた利子を報酬として分配することが可能になり、利子の中からネットワークの維持のための金額が引かれることで、大量の通貨を長期保有するホルダーが過度に優遇されることを防ぎます。
投資先としてはやや魅力に欠ける
「BlackCoin」の掲げる目的や、行っている展開は非常に素晴らしいものです。
しかし、「BlackCoin」が公開された時期と現在では市場の流れも大きく変わり、同じ性能を持った優秀な通貨は多くなってきています。
そのため今後大きな展開が無ければ投資先としての旨味はあまりなく、事実、価格も長い間大きな変動をしていません。
今後価格がどうなるのか予想するのは難しく、なにかしらの新しい進展がなければ大きな上昇はないかと思います。
「BlackCoin(ブラックコイン)」まとめ
今回はPoSV3を用いて既存のコンセンサスアルゴリズムの解決点を提案する「BlackCoin」についてご紹介してきました。
最近は同じような仮想通貨も増えてきており、目新しさが無ければ大きな価格の高騰は期待できないでしょう。
ただ2014年という比較的古い仮想通貨であるがゆえ、長期保有している人が多いのも事実。
今後価格が上昇するポテンシャルはある仮想通貨だと思うので、投資家は新しい情報を待っている状態です。