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「Republic Protocol(リパブリックプロコトル)」は取引量や市場価格を公開せずに、最終的な注文内容を一致させる分散型ネットワークです。
ダークプールという非公開の取引市場が縮小している現状を受けて、開発が開始されました。
「Republic Protocol(リパブリックプロコトル)」の概要
通貨名/通貨単位 | Republic Protocol/REN |
公開日 | 2018年2月 |
発行数 | 10億REN |
ホワイトペーパー | https://releases.republicprotocol.com/whitepaper/1.0.0/whitepaper_1.0.0.pdf |
公式サイト | https://republicprotocol.com/?p=/https://republicprotocol.com/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/republicorg |
購入可能取引所 | Binance,OKEx |
「Republic Protocol(リパブリックプロコトル)」は非公開取引市場ダークプールが縮小しないために開発されたプロジェクトです。
プロジェクトとしては非常にマイナーでしたが、2018年12月6日に取引所Binance(バイナンス)に上場してから、取引価格が一気に上昇しました。
独自トークンRENは現在「Republic Protocol」のメインネット「RenEx mainnet(ベータ版)」の支払いに使用されるほか、「Republic Protocol」の運営する「RenEx Dark Pool取引所」に参加するための担保債券としても使われます。
ダークプールという局所的な需要を満たすプロジェクトなため競合相手がおらず、投資先として見ても非常に魅力的です。
RENは、2018年頭のICOプライベートセールで約3000万ドルの資金調達を達成、その後も公開セールで400万の資金調達を達成しました。
これは日本円に換算して約40億円にも達し、無名プロジェクトでは異例のことです。
そもそもダークプールとは?
ダークプールとは、取引所を介さず投資家からの注文を受諾し、証券取引会社を介して取引を成立させる仕組みです。
個人ではあまり利用される機会は少ないと思いますが、機関投資家などの大型取引を行う人にはお馴染みの取引法です。
無駄な価格変動で利益を失うというデメリットが少なく、細かいレートでも注文を決定することが出来るため、大口取引の場合は重宝されます。
市場価格を非公開にしている理由は、一つの大きな売り注文が飛び火して、他の投資家が慌てて売りに出したりしないようにするためです。
情報の一部を非公開にしておくことで、全体の混乱を防ぐのがダークプールの存在意義です。
「Republic Protocol(リパブリックプロコトル)」の特徴
分散型ダークプール取引所「RenEx」
「Republic Protocol」は、分散型のダークプール取引所「RenEx」を運営しています。
「RenEx」は一般のダークプールと同じように大量の取引が行われた場合に、その注文内容を非公開にします。
これらのデータはブロックチェーンに全て保管されており、後に公開されたときに利用者が間違いがなかったかどうかかくにんする事が出来ます。
現在は2018年9月に公開されたベータ版を公開中で、取引データを収集している段階です。
今後は個人間で直接やり取りを行うP2Pネットワークを介して取引を処理するプログラムを導入予定です。
「Republic Protocol(リパブリックプロコトル)」まとめ
今回は分散型ダークプール取引所サービスを提供する「Republic Protocol」をご紹介しました。
大口投資家をターゲットにしたプロジェクトでもあるため、投資先としてみても非常に有力です。
まだ完全にサービスが開始したわけではないので、今後どんどん追加情報が出てくるでしょう。
どのようにプラットフォームを進展させていくのか非常に楽しみですね。