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「Blocknet(ブロックネット)」は別々のブロックチェーン間を繋げるプロコトルであり、このプロジェクトで用いられる仮想通貨の名称です。
異なるブロックチェーンを直接つなぐことで、取引所を介さずに別の仮想通貨と交換することが可能になります。
「Blocknet(ブロックネット)」の概要
通貨名/通貨単位 | Blocknet/BLOCK |
公開日 | 2014年10月 |
発行数 | 5,543,014 BLOCK |
ホワイトペーパー | https://www.blocknet.co/wp-content/uploads/whitepaper/Blocknet_Whitepaper.pdf |
公式サイト | https://blocknet.co/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/The_Blocknet |
購入可能取引所 | Bittrex,UPbit,CryptoBridge, |
「Blocknet(ブロックネット)」は別々のブロックチェーンを直接つなぎ合わせるプロコトルです。
プロジェクト名と、そこで用いられる仮想通貨もBlocknet(BLOCK)と呼ばれています。
直接ブロックチェーンを繋ぐことで、別々のブロックチェーン上で動く仮想通貨を直接交換することができるようになり、取引所が必要ありません。
そのため通貨の交換に中央管理者が必要なく、当事者同士で通貨のやり取りも可能になります。
「Blocknet(ブロックネット)」の特徴
相互運用性に優れた仕組み
「Blocknet」は異なるブロックチェーンを直接つなぎ合わせることで、別のブロックチェーン上で稼働する仮想通貨から見ても高い運用性があります。
こう言った相互運用性の高さは直接「利用しやすさ」に繋がります。今後誕生する仮想通貨に最も求められている要素とも言われています。
ブロックチェーンルーターや仮想通貨の分散投資などで利用するのに適しており、確実な収益を保ちつつ様々な通貨と交換するなどに役立ちます。トレーダーとしても非常にメリットがある仕組みなんですね。
取引所を介して細かく取引をすると、その分手数料などのコストも高くなってしまうので、投資家にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
XBridgeに基づいた設計
異なるブロックチェーンを繋ぐと言っても、どのような設計がなされているのでしょうか。
実は「Blocknet」のブロックチェーンの仕組みは、P2P(peer to peer)プロトコルで知られている「XBridge」に基づいて設計されています。
「XBridge」はオープンソースで開発がすすめられているプロコトルであり、現状、Blocknet関連プロジェクトの全てのアプリに対応しています。
今後のロードマップを見ても「XBridge」が提唱する理念に準じた開発が進められるようです。
取引所に上場していなくても大きなデメリットにならない
ほとんどの仮想通貨の場合、上場している取引所の数やネームバリューに注目される傾向があります。
その仮想通貨が購入できる場所が多ければ多いほど、それだけ利用者に購入してもらえる機会も増えるため当然ですね。
しかし「Blocknet」の場合は、ブロックチェーンを同士を直接つなぎ合わせて別の仮想通貨と交換が可能なため、取引所を利用する必要性がそもそもありません。
そのため取り扱っている取引所が少なかったとしてもデメリットにならず、逆に価格相場が酷く上下することも少ないと言われています。
取引所に預ける必要がないため、複数の名義で管理されている仮想通貨が一気に盗まれるというリスクも少なく済みます。
「Blocknet(ブロックネット)」まとめ
今回は異なるブロックチェーンをつなぎ合わせるプロコトル「Blocknet」をご紹介してきました。
2018年の1月に発生したコインチェック騒動から、中央集権的な仮想通貨の管理に多くの疑念が持たれ、こういったP2Pで直接交換できる仮想通貨も増えてきましたね。
だれにも管理されずに交換が行えるというのは、ある意味仮想通貨本来の形とも言えるのではないでしょうか。
今後は完全に分散化された取引所もどんどん増えてくると思いますし、今後に期待が持てるプロジェクトだと感じました。