- 仮想通貨ペトロを推し進めるベネズエラのマドゥーロ大統領が窮地に。
- 米国国務長官がグアイド国会議長を暫定大統領として支持することを発表。
- グアイド氏はペトロに対して「冗談のような通貨」、「ペトロ販売は違法」と批判している。
現大統領VS暫定大統領、仮想通貨ペトロは信用できるのか?
米国のポンペイオ国務長官がマドゥーロ政権について「正当性がない」と主張。経時的に困窮するベネズエラ人に対して人道支援をすると約束し、マドゥーロ大統領の代わりにグアイド国会議長を暫定大統領として支持すると発表した。
アメリカはマドゥーロ政権に対して厳しい姿勢を取り続けている。26日にはマドゥーロ大統領がイングランド銀行の外貨準備にアクセスできないようにしたとも。
ハイパーインフレ対策の一環としてつくられたペトロ。マドゥーロ大統領とともに立ち位置は危うい。
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2017年末にグアイド氏は、ペトロについて「人々をだまし続けるために使われているマドゥーロ政権が作った『冗談のような通貨』」とツイートで批判。ペトロの販売は違法だと述べていた。
グアイド氏の台頭が今後急速に進む可能性も。そうなればペトロは終わりだろう。
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一方、ベネズエラでのビットコイン取引量は右肩上がりだ。とりわけ そして最近の数週間で、ビットコインの取引量はP2P取引プラットフォームのLocalBitcoinsで最高値を更新した。
ペトロの代わりにビットコインは好調な様子。グアイド氏も過去にビットコインを歓迎する旨の投稿を行っている。
南米の携帯会社クリプトモバイルが販売する、仮想通貨ダッシュの取引ができるスマートフォンの売れ行きも好調。世界で販売された6万6000台のうち、5万3000台がベネズエラで売れたとか…。ベネズエラを取り巻く仮想通貨業界の状況は、刻一刻と変化している。
マドゥーロ大統領とペトロはどうなるのか、暫定大統領として支持されるグアイド氏が正式に大統領になる日は来るのだろうか…。今後の動向を注視する必要があるだろう。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/venezuelas-maduro-regime-is-under-pressure-what-is-going-to-happen-to-petro