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Coincheckがハッキングにより大量のXEMを奪われるという事件が勃発!!
ソース元 https://coincheck.com/blog/4671
本日(1月26日)の15時頃、国内最大級の仮想通貨取引所であるCoincheckが、何者かにハッキングされ約580億円相当のXEM(ネム)を奪われるという大事件が発生しました。
現在も事件は未解決の状態が続き、CoincheckではBitcoin(BTC)以外の入出金が停止している状況が続いています。
つまり、Coincheckに預けられているBTC以外の仮想通貨、及び、日本円(JPY)が完全にロックされて動かせなくなっちゃっている状況なのです…。
私自身、Coincheckでの取引きは、全体からみても非常に大きい比率を占めていて、渦中のXEMも割と多く保有している為、正直、ショックが大きいです…。
1月27日23:30 Coincheckが緊急記者会見が開きました。
事件当日(1月27日)の23:30、AbemaTVでCoincheckの緊急記者会見が開かれました。私も固唾を飲み込みながら視聴させて頂きました…。
コインチェクの記者会見始まった。 pic.twitter.com/51moeNeLhp
— じんぺい@仮想通貨研究家 (@BitLab_jp) January 26, 2018
記者会見でCoincheckが語った内容まとめ。
正直なところ、この記者会見で語られた内容は、予想以上に残念なものでした…。
下記に要点をまとめてみましたのでご覧くださいm(_ _)m
杜撰な管理体制
被害総額は580億円相当
ハッキングにより奪われたXEMは約5億2300万XEM(約580億円相当)で、これは、CoincheckにあるXEMのほぼ全てであるとのことです。
ハッキングされてから気付くまでに12時間!?
ハッキングされたのはAM3時頃とのこと…。しかし、Coincheckがその事態を把握したのはPM15時。つまり12時間もの間、ハッキングされた事に気付きさえしなかったようです。
セキュリティ対策は万全だったのか?
Coincheckはセキュリティを最優先して事業をしていたと主張しておりましたが、他の取引所が当たり前に行なっている、マルチシグやコールドウォレットなどのセキュリティー管理が為されていなかった事が判明しました。
何故、マルチシグを行なっていなかったのか?
マルチシグによるセキュリティ対策は、ロードマップにはあったものの、今回は対応が追いつかなかったと、Coincheckは主張。しかし、セキュリティ対策が最優先という主張とは矛盾していると言わざるを得ず、この一点のみでも今回の事件はCoincheckの過失であると感じました。
保証できるかどうかは分からない。
補填など、具体的な対応は未定。
Coincheckは「利用者の資産を守ることを最優先に…」と、何度も口にしていましたが、資産の補填などの対応については、まったく未定であるとのことでした。つまり、現在ロックされている資産が手元に戻るかどうかは分かりません。
XEM以外の通貨も保証できるか未定
今回、被害にあったのはXEMでしたが、それ以外の通貨についても保証ができるとは名言しませんでした。また、他の銘柄がXEMの補填に当てられる可能性についても否定しませんでした
Coincheckは保証できる資産を持っているか?
記者会見で何度も質問されていたのが「保証する為の資産を持っているのか?」という問いでしたが、Coincheckは明確な回答はしませんでした。また、会社内で保有する資産額を開示するかどうかは株主と共に検討したいとしました。
今後について
取引き、及び、入出金の再開は未定。
既に前途しているように、現在はBTC以外全銘柄の出金/入金が停止中となってますが、当面、再開の予定は無いようです。
顧客の資産保護を最優先に…
記者会見でCoincheckは、何度も「顧客の資産保護を最優先に」と言ってましたが、正直、場凌ぎの発言にしか聞こえませんでした。また、(1)顧客の資産保護、(2)原因の究明、(3)具体的な対応策の検討の順に進めていきたいとも語ってました。
最悪の場合…
最悪のケースとしては、利用者の資産が毀損するか、資産が全てなくなる可能性もあるという発言がありました。Coincheckに預けている全資産が無くなってしまう可能性が示唆された事はとてもショックでした。
管理人の考察
今回の事件を通して痛感したのは、万全の管理体制で資産管理をする事の大切さ。
今回でいえば、取引所に置きっぱなしにせず、ハードウォレットに移して保管すべきだったのに、面倒くさがってしまったのがいけませんでした。。(反省)
これでは、マルチシグのコールドウォレットで資産を管理していなかったコインチェックの杜撰な管理体制と一緒と言われても反論できません。。
深く反省し、これからは、個々人でできる事はしっかりやるようにしようと思います。