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「Bitcoin Private(ビットコインプライベート)」はビットコインからハードフォークして生まれた新しい仮想通貨です。
2018年2月ごろ、約一ヵ月間で10回以上のハードフォークを予定したビットコインでしたが、実際には少数の仮想通貨に分裂したのみとなりました。
「Bitcoin Private(ビットコインプライベート)」の概要
通貨名/通貨単位 | Bitcoin Private/BTCP |
公開日 | 2018年3月 |
発行数 | 2100万BTCP |
ホワイトペーパー | ー |
公式サイト | https://btcprivate.org/?lang=ja |
公式ツイッター | https://twitter.com/bitcoinprivate |
購入可能取引所 | AXNET,BITBOX,Exrates,HitBTC,Sistemkoin,Trade Satoshi,TradeOgre,CREX24,Graviex,Altilly |
「Bitcoin Private(ビットコインプライベート)」とは2018年3月にビットコインからハードフォークして生まれた仮想通貨です。
ビットコインの弱点を補うため複数に分裂をしたビットコイン系通貨群の中でも、特に優れたセキュリティ性能を持っています。
アルトコインである「Zclassic(ジ―クラシック)」の性能を取り入れ、送受信者の情報をクローズドにしたままで取引のの正しさを立証する「ゼロ知識証明」を実装しています。
これにより匿名性を維持したまま安全に取引を行うことが可能になっており、ビットコインよりもさらにセキュリティ面で盤石となりました。
別のアルトコインからアイデアを取り入れるという革新的な取り組みによって、他のビットコイン系通貨の中でも非常にユニークな印象のある仮想通貨です。
「Zclassic」から取り入れた「ゼロ知識証明」とは?
ビットコインでは、送金者と受信者のウォレットアドレスや金額などをブロックチェーンに書き込んで処理を実行していました。
書き込まれた情報は外部から誰でも閲覧することが可能で、実際にその取引が正しいものであるかを外から確認することが可能になっています。
技術としては確かに素晴らしいものですが、暗号化されているとは言え取引情報がオープンになっているというのはセキュリティ面ではまだまだ不安も残ります。
現在は解読不可能な暗号も将来的にどうなるかは誰もわかりません。
そこで「Bitcoin Private」では「Zclassic」というアルトコインの技術を取り入れ、「ゼロ知識証明」という仕組みを使って取引の確実性を証明しています。
これは取引を行う際、送受信者の情報をクローズドにした状態でも取引が正しく実行されたかどうかの立証を行うことができるという仕組みであり、利用者は必要な情報以外すべて匿名で取引を行うことが可能になっています。
「Bitcoin Private(ビットコインプライベート)」の特徴
開発状況やシステムの詳細はすべて公開されている
利用者からすれば匿名性の高い取引ができる「Bitcoin Private」。
しかし開発状況やシステムの詳細などは全て公開された状態でプロジェクトが進行しています。
ホワイトペーパーなどの公式文章ではなく公式サイトやSNSなどで随時更新されており、誰にも平等に通貨の最新情報を知る機会が与えられています。
プロジェクトの透明性の高さは投資家が通貨選びをするうえで非常に大切なポイントです。
ブロックサイズはビットコインの2倍
ビットコインのブロックチェーンは、一つのブロックで処理を行えるデータサイズの上限が1MBまでになるよう設定されています。
これは決して低い数値ではなかったものの、ビットコインの取引量が爆発的に増えた2017年ごろ、取引処理がブロックサイズの上限に達する勢いにまでなってしまいました。
処理データがブロックサイズの上限を超えた場合、そのデータは無効という処理になってしまい、処理待ちのデータがいっぱいになってしまいます。
これにより送金などが行えず、予期しないエラーが発生するのではないかと問題視されてきました。
「Bitcoin Private」ではこういった問題に対し、予めブロックサイズをビットコインの2倍に設定しておくことで対処しています。
これにより常に安定した速度で送金処理を行うことが可能になっています。
「Bitcoin Private(ビットコインプライベート)」まとめ
今回はビットコインからハードフォークして生まれた仮想通貨「Bitcoin Private」をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
ビットコインの弱点を補うため数々の派生通貨が生まれましたが、「Bitcoin Private」は他の通貨とは違う特徴を持たせ差別化されている通貨です。
是非今後の展開に期待したいですね。