この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 国産のマイニング用ASICチップ「KAMIKAZE」の開発で知られるTRIPLE-1が、消費電力の半減に成功。
- KAMIKAZE搭載の初期量産用マイニングマシンの実機検証で、ハッシュレート(採掘速度)14.5TH/s(ノーマル時)で消費電力750W、電力効率0.052W/GHの性能を確認。
- 今後もさらなる性能の向上が期待できるとのこと。11月頃にはマイニングマシンの出荷を開始予定。
着々と進化するKAMIKAZE、世界のマイニング業界牽引か
実機検証結果により、KAMIKAZEは中国製既存ASICの1365Wに比べて消費電力を半分近く下げることに成功したことが分かった。
マイニング需要が高まるなか、マイニングマシンにも高い性能が期待されるようになった。
コスト面で大きな課題だった電力消費の問題も、絶えず続けられる製品開発によって解決されつつある。
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さらに、マイニングマシンは通常、200個程度のマイニングチップによる並列処理でマイニングを行うが、仮にチップをKAMIKAZEに置き換えると、マイニングマシンのパフォーマンスを最大4倍(オーバークロック時)に高めることができるほか、仮に従来のスペックと同じマイニングマシンをKAMIKAZEで作った場合、チップ数は1/4で済み、計算上のマシンサイズは1/4、消費電力は1/2にできるとの見込みも明らかにしていた。
マシンサイズが小さくなることにより大規模なマイニング施設の運営も可能になるかもしれない。夢はふくらむばかりだ。
※日本では2018年2月にDMMが金沢に拠点を設置、大きな話題を呼んだ。名前は「DMMマイニングファーム」。
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今回の実機検証結果を踏まえて、TRIPLE-1は初期量産マイニングマシンの出荷を11月末ごろから開始する予定。すでにKAMIKAZEの量産用ウエハーの第1弾を投入済みで、19年度には月産1000万個を目指す。
TRIPLE-1の公式サイトでは、開発におけるストーリーをムービーとしても公開。トップページには『無謀と言われた挑戦が、今日からの当たり前になる。』のメッセージが。同社は日本はおろか世界レベルの企業へと成長を遂げつつある。
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ソース元https://limo.media/articles/-/7736