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「Wings(ウイングス)」は自律分散組織(DAO)を利用した予測市場を行うプラットフォームです。
クリエイターが発起したDAOプロジェクトを支援し、そのプロジェクトが成功するか否かを予測してそれが正しければ、ユーザーは報酬を得ることができます。
「Wings(ウイングス)」の概要
通貨名/通貨単位 | Wings/WINGS |
公開日 | 2017年4月25日 |
発行数 | 100,000,000WINGS |
ホワイトペーパー | https://wingsfoundation.ch/docs/WINGS_Whitepaper_V1.1.2_en.pdf |
公式サイト | https://www.wings.ai/explore |
公式ツイッター | https://twitter.com/wingsplatform |
購入可能取引所 | Binance,Bittrex,Liqui,HitBTC |
「Wings(ウイングス)」は自律分散組織(DAO)と予測市場に特化したプロジェクトです。
目的や成功基準などが書かれた新規DAOプロジェクトの提案を見て、ユーザーはそのプロジェクトが成功するかどうかを予測します。
予測が正しければ保有トークンなどに応じた報酬が支払われるという仕組みです、
新規DAOプロジェクトの立ち上げはユーザーであれば簡単に行うことができますが、資金回収の具体的な案などを正確に記載しなければ信用を得ることはできず、その分将来性のあるプロジェクトだけが成果を上げられるような仕組みになっています。
そもそも自律分散組織(DAO)って?
自律分散組織とはビットコインの概念の一つを表すために広く知られるようになった言葉で、英語では「Distributed Autonomous Organization(DAO)」と呼ばれます。
本来、組織の中心には管理者が存在し、属する周囲にルールを提示し、組織全体を管理をしています。
DAOはブロックチェーンという技術を用いることで、中央管理者の代わりとなる契約プロコトルがあれば、管理者がいなくても正しい運営をすることができる組織の一形態です。
人間が支持を出さなくても自律的に動くこの組織は、今後の新しい組織形態として一般化していくと言われています。
「Wings(ウイングス)」の特徴
誰でもDAOプロジェクトを提案できる
「Wings」では、だれでも簡単にDAOプロジェクトを提案することが可能です。
これはDAOクラウドファンディングとも呼ばれ、発起人であるDAOクリエイターはプロジェクトの概要を明確にし、マイルストーンやトークンの割合などを公開して提示すると、簡単に資金調達などを行うことができます。
もちろんあまりに無謀なものや、単に興味を持たれないプロジェクトであれば資金調達をするのは難しいので、現実的でなおかつ色んな人が参加したくなるようなプロジェクトを発起させる必要があります。
プロジェクトが成功するかどうかを予測する
WINGSのトークン保有者は、提案されたプロジェクトが成功するかどうかを予測することができます。
その提案が実際に成功した際には報酬が支払われるという仕組みです。
予想が的中したトークン保有者は「Wings」プラットフォーム内の評価(レーティング)が上がります。
他ユーザーがレーティングの高いユーザーに予測を委託することも可能です。
Ethereum Virtual Machine(EVM)とRootstock
「Wings」に使われているイーサリアムベースのスマートコントラクトは、システムとしてEthereum Virtual Machine(EVM)とRootstockの二つを採用した独自のものです。
EVMはスマートコントラクトのセキュリティーをより高めてトランザクション処理が行えるというシステムです。
Rootstockはサイドチェーンを利用したブロックチェーンの拡張機能の呼び名で、メインチェーンと処理を分けることでメインの負担を減らし、速度向上などの恩恵も得られます。
「Wings(ウイングス)」まとめ
今回はDAOプロジェクトに特化したプラットフォーム「Wings」を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
誰でも簡単にDAOプロジェクトを発起することができるというのは素晴らしい利点だと思いますし、個人的には非常に応援したくなるプラットフォームです。
今後ニーズが高まる分野ですが、後発組のプラットフォームで似た目的のものも増えてきており、開発の進展などによって評価を大きく変わりそうですね。