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「RChain(アールチェーン)」は2017年1月にシアトルで公開された仮想通貨です。
クレジットカードVisaと同等の決済スピードになることを目指しており、実現すればコスト面やセキュリティ面で他通貨よりも決済に有利な仮想通貨となります。
「RChain(アールチェーン)」の概要
通貨名/通貨単位 | RChain/RHOC |
公開日 | 2017年1月11日 |
発行数 | 1,000,000,000 RHOC |
ホワイトペーパー | https://media.readthedocs.org/pdf/rchain-architecture/stable/rchain-architecture.pdf |
公式サイト | https://www.rchain.coop/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/rchain_coop |
購入可能取引所 | Kucoin,ChaoEX,BitMart,OOOBTC,Bilaxy,AirSwap,IDEX |
「RChain(アールチェーン)」は産業分野での利用を目的として開発された、取引スピードの速い仮想通貨です。
最終的にはクレジットカードとして有名なVisaの取引スピードを超えることを目指しており、目的が達成されれば他の仮想通貨よりも決済として使われる機会も非常に増えてきそうです。
新たな決済手段として開発されたビットコインやイ―サリアムのブロックチェーン技術を調査して、決済手段として普及するためには問題点があると主張し、その解決策を提案しています。
仮想通貨ランキングでも常に100位以内に入る人気通貨ですが、今後の発展次第ではさらに高騰が期待できると注目を集めています。
仮想通貨が決済に使われるための課題
ナカモトサトシ氏が誰にも管理されない新たな決済手段としてビットコインを開発し、それに使われているブロックチェーン技術にも注目が集まりました。
多くの人がその将来性に期待し投資したことで、2017年から爆発的な高騰となったのは記憶に新しいところです。
しかしビットコインや、同じく価格が高騰し大規模なプラットフォームを形成するイ―サリアムには、決済手段として使われるための様々な課題があります。
「RChain」はそのような課題の解決策として、安定して早い取引スピードをだすこと、そして定期的に新たなコンテンツを配信し注目を集めることが一番であると考えているようです。
「RChain(アールチェーン)」の特徴
独自プログラミング言語「Rholang」
「RChain」ではスマートコントラクト開発のプログラミング言語に「Rholang」と呼ばれる独自言語を採用しています。
「Rholang」を利用してプログラミングを行えば、一つのプログラム指示だけで違う処理を同時に計算・実行することが可能になります。
並列計算を行うことができるため「並列言語」などとも呼ばれており、多方向に別の処理を指示するブロックチェーンと非常に相性がいい言語と呼ばれています。
システムを強化する「the Rho Virtual Machine(Rho-VM)」
「the Rho Virtual Machine(以下Rho-VM)」は「RChain」のシステムを強化するために作られたものです。
独立したブロックチェーン形成
Rho-VMはマルチチェーンと呼ばれる仕組みを利用して、独立したブロックチェーンを形成します。
分散型アプリケーションのブロックチェーンをサイドチェーンとし、メインチェ―ンが行う処理を請け負います。
それによりメインチェーンの負担を減らして安定した処理が可能になります。
スケーラビリティ問題を解決
ブロックチェーンに書きこまれるデータがあまりに多くなってしまうと、それらを全て処理するためにたくさんの負荷がかかってしまいます。
Rho-VMではプラットフォームが成長するにつれてデバイスが自動的にインスタンスの初期化を行います。
そのためデータが常に整理された状態にしておくことが可能になります。
これによりプラットフォームが拡大したとしても安定した形でシステムを維持する事が可能です。
「RChain(アールチェーン)」まとめ
今回は独自ブロックチェーンを用いて産業分野での活用が見込まれる仮想通貨「RChain」をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
今後プロジェクトが発展していけば、様々な産業で活躍する場面が見れるかもしれませんね。