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「KIN(キン)」は、メッセージアプリの大手「kik(キック)」が発行する仮想通貨です。
3億人の人が利用するメッセージアプリ「kik」は、若い世代を中心に高い人気を誇っています。
「KIN(キン)」の概要
通貨名/通貨単位 | KIN/KIN |
公開日 | 2017年9月12日 |
最大供給量 | 10,000,000,000,000 KIN |
ホワイトペーパー | https://kinecosystem.org/static/files/Kin_Whitepaper_V1_Japanese.pdf |
公式サイト | https://kinecosystem.org/ |
公式ツイッター | ー |
取扱取引所 | YoBit |
大手メッセージアプリ「kik(キック)」が発行する仮想通貨「KIN(キン)」。
日本では最も大きなシェアを持つメッセージアプリ「LINE(ライン)」の利用者は1億8000人ほど。
一方で「kik」は若い世代を中心に約3億人の利用者がいるといわれるモンスターアプリで、カナダを中心に世界中で広がりを見せています。
仮想通貨「KIN」は「kik」内でのコンテンツの支払いなどに利用されるため開発された仮想通貨で、本格的に支払い機能が実装すれば通貨としての需要も非常に高まると言われています。
「KIN(キン)」の特徴
イーサリアムとステラによるハイブリッド仮想通貨
「KIN」はもともとステラネットワークを利用した仮想通貨です。
しかし2018年5月8日より、イーサリアムとステラを組み合わせたハイブリットシステムに移行し、両者の良い部分を併せ持つ仮想通貨に生まれ変わりました。
これにより実質イーサリアムとステラの二つのブロックチェーンを持つようになり、内部と外部のトランザクションを分担して処理することで、高速なトランザクションと流動性をさらに向上させています。
アプリ内で「KIN」がもらえる!「KIN Rewards Engine(キンリワーズエンジン)」
「kik」内で特定の条件を満たすことで、KINが報酬としてもらえる「KIN Rewards Engine(キンリワーズエンジン)」という仕組みがあります。
「KIN Rewards Engine」は「kik」内で写真や動画、音楽などを投稿することで、その視聴数によって「KIN」が受け取れるという仕組みです。
これは「KIN」がただコミュニケーションをとるためだけのツールではなく、YouTubeのような新たなネット経済圏となる可能性を秘めています。
100億円を調達した「KIN」のICO
ICOとは、新規プロジェクトが始まった際に独自トークンを発行して資金調達をする方法です。
「KIN」が行ったICOで調達されたのは、日本円換算で約100億円分。一般的なICOが数十億円ちょっとで注目を浴びることを考えると、その規模がおわかり頂ける思います。
それだけ「kik」の注目度が高く、多くの人が期待しているということなんですね。
試験段階でトランザクション生成速度はビットコイン超え
「KIN」は、2016年にトランザクション処理速度や需要調査を目的とした「kikポイント」という試験的なプログラムを行っています。
その際、生成されたトランザクションは約1億900万にものぼり、トランザクション数と取引金額でビットコインを数倍上回る結果となりました。
単にコミュニティの利用者が多いということだけではなく、「KIN」という仮想通貨に注目が集まっているという証明でもあります。
「KIN(キン)」まとめ
今回はメッセージアプリ「kik」が発行する独自通貨「KIN」を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
アプリ自体の利用者も多く、注目度も高いので、価格上昇のポテンシャルも非常に高い仮想通貨だと思います。
現状特定のプラットフォーム内だけで利用することを目的とした仮想通貨は、支払い方法として普及する可能性はほとんどありません。
しかし、メッセージアプリと言う我々の生活に近しいサービスが発行する仮想通貨である「KIN」は他のサービスや決済手段になる可能性を十分に感じます。